【漫画】手には包丁…バイト先の店長がヤバい! 採用されたものの、要求されたのは?
喫茶店でアルバイトを始めた蒼月くん。そこで挙動不審、包丁を手にするヤバイ店長に出会いました。そしてなぜか、店のマドンナ・曾根崎さんのことが好きな店長の恋の協力をすることに!
挙動不審、包丁を振り回す店長がラストまで怖い…

高時給・好待遇にもかかわらず、いつもアルバイト募集をしている喫茶店の面接を受けた蒼月くん。そこで挙動不審、包丁を手にするヤバイ店長に出会いました。しかしお金が欲しい蒼月くんは喫茶店で働き始めます。そしてなぜか、店のマドンナ・曾根崎さんのことが好きな店長の恋の協力をすることに!
漫画家・中山敦支さん(@nkymAtsushi)のマンガ『バイトをはじめたらヤバイ店長に恋愛相談された実話』がTwitterで公開されました。風貌・行動ともにかなりヤバイ店長と、人が良く頼まれたら断れない蒼月くんが店のマドンナをめぐって恋の三角関係を繰り広げるラブコメディーに、読者から「実話なの!?」「最高」「ラストが怖い」などの声があがりました。
作者の中山敦支さんに、お話を聞きました。
ーー中山敦支さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。
19歳の時、「週刊少年ジャンプ」の月例賞に投稿して佳作(記憶が間違ってる場合があるかもですが)をもらいました。賞金何に使おうかなーと考えながら友達とサッカーをしていた時に担当さんから電話がかかってきて、君の作品「赤マルジャンプ」(当時の「週刊少年ジャンプ」の増刊号)に載ることが決まったよ、でも君の絵が下手すぎるから全ページきれいに描き直して、と言われました。
今思えばメチャクチャ大変なことだなと思うけど、当時は雑誌に自分のマンガが載るといううれしさしかなくて、ウキウキで45ページ描き直したことを覚えています。それがデビュー作になりました。
ーー『バイトをはじめたらヤバイ店長に恋愛相談された実話』のお話は実話なのでしょうか? マンガに描こうと思ったきっかけはありましたか?
「実話ですか?」って結構聞かれるんですが、自分の作品のなかでは実話をベースにした比率が大きいということです。普段が空想の話ばかりを描いているので、ここまで実体験を盛り込んだものは初めて描きました。なので実話という盛り方をしました。
はじめはこのマンガを自分が描こうと思っていなかったのですが、友達がマンガを描けないっていうので、自分がこういう話でこういうキャラで描いてみたら? と提案してみて、その友達が描かなかったので、せっかく考えたのだからもったいないということで自分で描くことにしました。あとは簡単に描けそうだったからです。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「実話ですか?」というコメントしかなかった印象です(笑)。
ーー「ウルトラジャンプ」にて連載中の『スーサイドガール』について、単行本1巻が2020年7月17日に発売されました。あらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?
自殺志願の女子高生が魔法少女になったことで生きる希望を見いだしたり、周りの人にパワーをあげたりしていくお話です。見どころは、絶望にまみれてもくじけない女子の輝き、ですかね?
実際に身近で亡くなった人や、『ノルウェイの森』の直子や『世界の中心で、愛をさけぶ』の亜紀がなんで死んでしまったんだろうと読後1か月くらい本気で考え込んでいたことがあり、そういう人は僕の他にもきっといるんじゃないかと思ったのと、自分の苦しみを自分でなんとか取り除けないかと思って、今回の『スーサイドガール』は生まれました。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
「ウルトラジャンプ」で連載している『スーサイドガール』に集中したいので、特にTwitterでの作品発表みたいなものは今は考えていません。余裕ができたら遊びで何か発表することもあるかもしれません。
(マグミクス編集部)