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『ばけばけ』トキと銀二郎は離婚待ったなし? 史実見ると18歳年上のヘブンも既に「バツイチ」になっているかも

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第4週では、主人公のトキの婿、銀二郎が松野家を出奔してしまいました。史実通り、彼らが離婚するときも近いと思われます。

小泉セツさんもラフカディオ・ハーンさんも出会ったとき「バツイチ」だった

『ばけばけ』主人公のトキを演じる高石あかりさん。画像は「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の写真
『ばけばけ』主人公のトキを演じる高石あかりさん。画像は「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊)発売時の写真

 2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)さんと、彼を支え、さまざまな怪談を語った妻の小泉セツさんがモデルの物語です。

 第4週の16話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」の婿である「山根銀二郎(演:寛一郎)」が、松野家を出奔してしまいました。トキは彼が東京にいることを知り、彼を連れ戻しに向かいます。

※ここから先の記事では『ばけばけ』の今後のネタバレにつながる情報に触れています。

 トキのモデルである小泉セツさんは、1886年に養子として育った稲垣家に、前田為二さんという旧士族の男性を婿養子に迎えて結婚しました。しかし、養祖父の稲垣万右衛門さんが為二さんに厳しく接したことや、稲垣家が多額の借金を抱えていたこと、セツさんの実父である小泉湊さんの会社が倒産したことで、為二さんは将来に絶望して稲垣家を出ていってしまいます。

 セツさんは松江から大阪まで為二さんを追いかけ、戻ってきてほしいと懇願するも、冷たくあしらわれてしまったそうです。『ばけばけ』のトキと銀二郎も、今後別れを迎えると思われます。

 また、トキの未来の夫である「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」も、はっきりと言及されていないものの、離婚を経験しているようです。トキがまだ幼かった第4話では、アメリカのオハイオ州シンシナティにいる青年時代のヘブンが、「金 パン 家族 私には何一つ縁のない人生だった」と語り、拳銃自殺を図る場面がありました。

 4話の最後では、トキとヘブンが出会うまで残り「5612日」という具体的な数字が表示されています。1年を365日で割ると、15年と137日もの時間です。

 諸説あるものの、モデルの小泉セツさんとラフカディオ・ハーンさんは、1891年の2月頃に出会った言われています。当時23歳だったセツさん(1868年2月生まれ)は、松江の尋常中学校の英語教師をしていたハーンさん(1850年6月生まれ、当時40歳)の住み込みの女中としてやってきました(1891年の夏に夫婦となり、1896年正式に結婚した)。

『ばけばけ』4話は1891年2月から15年と4か月ほどさかのぼった、1875年の秋頃の話だと思われます。ヘブンのモデルであるハーンさんは、当時新聞記者として働いていたものの、ある理不尽な目にあったそうです。

 ギリシャのレフカダ島で生まれたハーンさんは、1869年に19歳でアメリカにわたり、1874年の24歳のとき、オハイオ州のシンシナティ・インクワイアラー社の新聞記者になることができました。

 同年、彼は白人の農園主と黒人奴隷の間に生まれた4歳年下の混血女性、マティ・フォリーさんと結婚します。マティさんはハーンさんの下宿先で働いており、彼が大病を患ったときに献身的に看病をしてくれたことが決め手となったそうです。

 当時のオハイオ州では白人と有色人種の婚姻が禁止されていたものの、ハーンさんはマティさんと結婚し、彼女の連れ子と一緒に生活を始めました。しかし、当時の異人種間結婚への風当たりは相当なもので、ハーンさんは反対派の新聞からバッシングを受け、インクワイアラー社を退社して別の小さい新聞社に転職することになります。そして、結婚生活も式から1年ほどで破綻してしまったそうです。

『ばけばけ』のヘブンがどこまでハーンさんと同じ背景を背負っているのかは不明ですが、自殺を図った時期とマティさんとの結婚で新聞社を解雇された時期は重なります。今後、ヘブンがなぜ自殺しようとしていたのか、説明があるかもしれません。

※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(著:長谷川洋二/潮出版社)、『セツと八雲』(著:小泉凡/朝日新聞出版)、『父小泉八雲』(著:小泉一雄/小山書店)

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ! 北川景子級? コチラが実の母が「松江藩随一の美女」と言われた、トキのモデル「小泉セツ」さんです

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