「アリ? ナシ?」斬新すぎる演出・設定で議論を呼ぶ秋アニメ 「もはやタイトルの意味が…(笑)」
2025年秋アニメの放送数は80本以上にのぼり、多くの作品がSNSを中心に話題を集めています。そのなかには、斬新な演出や大胆な原作改変によって視聴者の間でさまざまな意見が交わされた作品もありました。
「動き」にこだわったCGシーンだが…?

2025年秋アニメの放送がはじまり、早くも1か月が経とうとしています。さまざまな作品が注目を集めるなか、斬新な手法や原作改変でファンから続々と意見があがっている作品もあります。
珈琲先生のマンガが原作のアニメ『ワンダンス』は、吃音症を抱える引っ込み思案な男子高校生「小谷花木(CV:内山昂輝)」が、卓越したダンスの才能を持つ同級生「湾田光莉(CV:羊宮妃那)」の踊りに魅了され、ダンスの世界へ足を踏み入れる物語です。
本作のダンスシーンはモーションキャプチャーを用いており、実際のダンサーの動きを収録して映像化することで、リアルな躍動感を再現しています。また、第1話では、歌手「スキャットマン・ジョン」の楽曲「Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop」のMVが流れ、「そのままアニメにMVを持ってきたのは斬新だった」と驚きの声があがりました。
しかし、ダンスシーンの描写についてはさまざまな意見があがっています。静止画でも迫力満点だった原作マンガに対し、アニメでは手描きアニメーションとCGアニメシーンへの切り替えが唐突に感じられたり、CGのヌルヌルとした動きが浮いて見えたりするなどの点が気になる視聴者が多いようです。「手描きシーンとCGの質感が違い過ぎて違和感がある」との声があがっており、難しさを感じさせるふたつの制作手法の調整が、今後洗練されていくのかどうか、注目を集めています。
『ワンダンス』は、毎週水曜日23時45分よりテレビ朝日系全国ネット「IMAnimation W」枠ほかにて放送中です。
受け止め方はさまざま、15分の「ライトアニメ」

アニメ『ポーション、わが身を助ける』(原作:岩船晶)も、斬新な手法が話題になっています。本作は、異世界に迷い込んだ女子高生「カエデ(CV:本渡楓)」が、不思議な本の力で生成したポーションで生活を支えながら、日本へ戻ろうと奮闘するストーリーです。
本作のアニメーションは、マンガの吹き出しなどを削除し、コマとパーツを切り出して色をつけ、動きや演出などを加えて動画にする「ライトアニメ」という手法で制作されています。
ライトアニメは、制作費や制作時間を抑えられるメリットがある一方で動きが少ないため、視聴者からは「一昔前のフラッシュアニメを簡易3Dで作ったような作画で、5分アニメならまだしも15分は厳しい」といった声がありました。その一方で、「感情を伝える程度の動きだけなのが逆にいい」「作画崩壊しているわけでもないから気にならない」と、好意的にとらえる人もいます。
『ポーション、わが身を助ける』は、毎週木曜日25時よりTOKYO MXにて放送中です。
本当の意味で「今後の展開」が気になる? 大胆な設定変更

韓国発の作品が原作のアニメ『ある日、お姫様になってしまった件について』(原作:Plutus/作画:Spoon)は、魔法の国「オベリア帝国」の皇女で予知夢の能力を持った「アタナシア(CV:諸星すみれ)」が、18歳の誕生日に父親に追放されてしまう未来を変えるために奮闘する物語です。本作は、大胆な原作改変がされています。
原作のアタナシアは「転生者」という設定なのに対し、アニメでは「予知夢を見る」という設定に変更されていました。さらに、追放されてしまう理由も「毒を盛った」ということから「黒魔法を使用した」という理由に変えられ、魔法も使えない設定に改変されています。
こうした変更に対してファンからは「タイトルが『ある日、お姫様になってしまった件について』なのに、予知夢設定だと元からお姫様じゃん…」と否定的な意見があがる一方、「改変が多すぎて、むしろどう辻褄合わせるのか逆に気になってきた」と、今後の展開に関心を寄せる人もいます。大胆な設定変更が、今後のアニメの物語展開に大きく関わってくる可能性も考えられ、目が離せない作品となっています。
『ある日、お姫様になってしまった件について』は、毎週水曜日25時よりTOKYO MXやBS日テレにて放送中です。
(LUIS FIELD)



