配信待たれる『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』、キャプテン・アメリカ継承の物語
「アベンジャーズ」シリーズで大活躍したアメコミキャラクター、キャプテン・アメリカの盾を継ぐ者たちを描くドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が、「Disney+」での配信を予定しています。新型肺炎の影響で配信が延期となるも、アメコミファンが期待を寄せているその物語とは…?
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の結末に直結する物語
定額制動画配信サービス「Disney+」で配信が予定されている、マーベル実写ドラマ『ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー(原題)』は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャプテン・アメリカから、キャプテンの象徴であるシールドを受け継いだサム(ファルコン)とバッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)がチームを結成するという物語。サムがキャプテン・アメリカから受け継いだシールドといかに向き合っていくかが描かれます。
同作は2019年10月から撮影が始まり、2020年8月の配信開始を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月中旬から製作中断を余儀なくされていました。現在、8月の配信開始は延期となっていますが、ハリウッドは再始動に向けて動き始めているとのことで、多くのファンから期待が寄せられています。
同作が注目されているのは、やはり『エンドゲーム』の後を描く新作ドラマであるという点ですが、「キャプテン・アメリカからの盾の継承」が軸となっていて、『エンドゲーム』の最後のシーンと直接的なつながりを持つ特別な作品です。
「ファルコン」というキャラクターに関しては原作コミックスでも、初代キャプテン・アメリカであるスティーブ・ロジャースが肉体の急激な老化を理由に、愛用の盾と称号をサムに託し、「空を飛ぶ」キャプテン・アメリカが誕生するという話が有名です。
「ヒーローズ・リボーン」シリーズでは、ファルコンになる前のサムが第二次世界大戦に参戦した際、戦場で負傷。サムはキャプテン・アメリカから血を分け与えられスーパーパワーを手にするという濃い関係性があり、キャプテン・アメリカの代理でチームリーダーを務めるなど、信頼された人物として知られています。
一方、バッキー・バーンズは言わずもがな、キャプテン・アメリカの戦時中のサイドキックとして知られ、ウィンター・ソルジャーという暗殺者を経て、再びキャプテンの元に戻ってくるのは映画ファンもご存じでしょう。彼はコミックではキャプテンの死後にニューキャプテン・アメリカとして活躍します。
コミックではキャプテン・アメリカを名乗ることになるふたりの物語を、ドラマ版ではどのように描くのでしょうか。正式なキャプテン・アメリカを継承したファルコンのストーリーのように思えますが、じつは公開されたドラマの情報に、“キャプテン・アメリカ”というものに関する気になる点がまだまだあるのです。