配信待たれる『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』、キャプテン・アメリカ継承の物語
ファルコン以外にも“キャプテン・アメリカ”を名乗るキャラが
公開されている特報映像やキャスト情報などで分かっているのが、ワイアット・ラッセルが演じるジョン・ウォーカーというキャラクター。コミックスではスーパー・パトリオットというスーパーヒーローとして活躍します。
アメリカを代表する大衆のヒーローとして知られ、じつは彼もまた”キャプテン・アメリカ”を名乗る存在になるのです。政府と一時反目し”キャプテン・アメリカ”の名を捨てたスティーブ・ロジャースの代わりに、政府が任命した“後任のキャプテン・アメリカ”として活動。のちに彼はU.S.エージェントという別のヒーローに名前を変えますが、ドラマ版ではどのように関わってくるのでしょうか。
キャプテン・アメリカの継承に関係する人物はほかにもいます。ドラマ版の出演が決まっているカール・ランブリー。現在カールが演じるキャラクターについての詳細は伏せられていますが、マーベル・コミックスのファンの間で、イザヤ・ブラッドレイこと”ブラック・キャプテン・アメリカ”というワードが飛び交っています。
ブラック・キャプテン・アメリカというのは、2003年に出版された「Truth: Red, White & Black」というコミックスで初登場したキャラクター。スティーブがキャプテン・アメリカへと姿を変えるために使われた超人血清の再現を目指す米軍によって、数多くの黒人兵士が実験台になり、その実験で生き残ったイザイアというキャラクターが、ブラック・キャプテン・アメリカとして米国旗をあしらったコスチュームで活躍します。
このふたりのキャラクターが関わってくることから、「キャプテン・アメリカ」という名前の争奪戦を予感させる状況になっています。「自身の能力、そして忍耐力を試すため世界を冒険する」というコンセプトに、キャプテンの継承がどこまで関わってくるのか注目したいところです。
(大野なおと)