『あつ森』に「ゆめみ」が実装 “対人”ゲームならではの悩みが解消される!
Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』では2020年7月30日(木)に「夏のアップデート第2弾」が行われ、バクのキャラクター「ゆめみ」が実装されました。他プレイヤーの島に影響を及ぼすことなく遊びに行けるようになり、渡航するプレイヤーと迎えるプレイヤー、双方の島作りをレベルアップさられるように。
見知らぬ人の島に遊びに行くことは、対人ならではの悩みがあった
2020年7月30日(木)、Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下、あつ森)では「夏のアップデート第2弾(Ver. 1.4.0)」が行われ、シリーズのファンが復活を待ち望んでいたバクのキャラクター「ゆめみ」が実装されました。
「ゆめみ」はプレイヤーが自宅のベッドで眠った時、夢の中に登場する特殊なキャラクターです。「ゆめみ」が実装されたことによって、島のデータをID番号にした「夢番地」を新しく取得することが可能になりました。それによって、気軽に他プレイヤーの島を訪れることと、迎え入れることができるようになっています。
気軽、と言える理由は「ゆめみ」がつないでくれるのは、あくまで”夢の中”という設定にあります。
これまでにも『あつ森』には島の飛行場から他プレイヤーの島を訪れる通信機能がありましたが、ゲームと言えどやりとりは対人。ゲームの性格上、何かを競い合うなどの目的があるわけでもなく、見知らぬ人の島を訪れることはシステムとは別の面で難しさを感じてしまうものでした。
また、ハードルを高く感じていたのは迎え入れる側のプレイヤーも同じです。
『あつ森』では一部の心ないプレイヤーによって島の花を踏み散らされたり、了承なく「レシピ」や「家具」を持ち帰られたりしてしまうトラブルも起こっていて、素性が知れない第三者に大々的に島を解放することにはリスクが伴っていたのです。
そこで「ゆめみ」の登場です。「ゆめみ」が案内してくれるのは行き先の島のプレイヤーが島を”見せる”ことを目的に保存したデータであるので、実際のゲームデータに与える影響は何もありません。
訪れる時に相手がゲームをプレイしている必要はありませんし、その島で公開されている「マイデザイン」以外のものを持ち帰ることもできません。
つまり「ゆめみ」の登場は、自分の判断だけで他の島に気さくに遊びに行けるようになったことに大きな特徴があるのです。
SNSでは早速、いろんなプレイヤーが自分の島の「夢番地」を公開しています。また、公開された島を訪れたプレイヤーは、自分の島とは全く異なる景色に驚きの声をあげています。
今作では特に島の外観に力を入れているプレイヤーが多く、他プレイヤーの島を細部までジックリと観察できることは、自分の島を改良するヒントに直結します。公開する側も他人の目を意識することが島作りのさらなるモチベーションにつながるでしょう。
「ゆめみ」の登場によって島の行き来のハードルが下がるばかりか、双方が島作りに新たな可能性を発見。表現の場としての『あつ森』が強調されることなったとも言えます。
※夢番地の利用にはNintendo Switch Onlineへの加入が必要です。
(マグミクス編集部)