圧倒的な存在感にハマる人多数! 脇役が人気すぎるアニメ“3選”
主人公やヒロインより脇役が人気なアニメを3つご紹介します。主役じゃないキャラクターにがっつりハマった経験が、一度くらいはあるのではないでしょうか?
主役じゃなくても愛されまくる、深いキャラクターたち 「ロケット団」「リヴァイ」
物語の主役として描かれる主人公たちは、脚光を浴びやすく、当然多くの人に支持されることが多い人物。でも「主人公もいいけど、気になるのはこっち」「人間らしくて共感できる」と、深く愛されるキャラクターは脇役であることも多いですよね。そこで今回は、主人公より脇役が人気なアニメを3つご紹介します!
●『ポケットモンスター』(ロケット団)
ひとつめは『ポケットモンスター』(以下、ポケモン)。任天堂(金・銀以降は株式会社ポケモン)から発売されているゲームが原作で、1996年に「赤・緑・青」が発売されて以降1~2年おきに新しいバージョンが制作され、今なお人気を博しています。アニメは1997年~2002年に初代『ポケモン』が放送され、その後「アドバンスジェネレーション」、「ダイヤモンド&パール」、「ベストウイッシュ」、「XY」、「サン&ムーン」、そして現在は再び初代と同じカントー地方を中心とした令和版『ポケモン』が放送中です。
舞台となっているのは、人間と謎の生物「ポケモン」が共存している世界。主人公・サトシ(CV:松本梨香)が10歳の誕生日にポケモン研究者のオーキド博士からピカチュウ(CV: 大谷育江)をもらい、旅に出るところから始まります。最初はサトシに心を閉ざしていたピカチュウですが、次第にお互いにとって特別なパートナーとなり、絆を深め、高め合っていく仲に。ときには事件やピンチも訪れますが、サトシは仲間たちとともに強い気持ちで困難に立ち向かっていきます。
そんな『ポケモン』内で、サトシやピカチュウと同じく初代からずっと出続けている、敵役「ロケット団」のムサシ(CV:林原めぐみ)、コジロウ(CV:三木眞一郎)、ニャース(CV:犬山イヌコ)。ロケット団は人からポケモンを奪い悪いことに利用しようとする悪の組織ですが、このふたりと1匹はただの悪人というわけではなく、仲間思いでやさしい一面も。それぞれの過去話も丁寧に描かれており、エンディング曲としてもしばしばロケット団の歌が使われるなど人気の高さがうかがえます。敵なのにどこか憎めないキャラクターとして、もはや欠かせない存在です。
●『進撃の巨人』(リヴァイ)
ふたつめは『進撃の巨人』。コミック雑誌「別冊少年マガジン」で2009年から連載されているマンガ『進撃の巨人』(著:諫山創/講談社)が原作となっています。アニメは第1期が2013年4月~9月に放送され、2017年4月~6月に第2期、2018年7月~10月、2019年4月~7月に分割で第3期が放送されました。また、放送時期はまだ公開されていませんが、第4期の制作が決定していることも明かされています。
本作品は、突如現れた巨人たちから身を守るため、巨大な城壁のなかで暮らしている人々を描いた物語。主人公である少年エレン・イェーガー(CV:梶裕貴)は、城壁を破壊し侵入してきた巨人たちに母親を殺され、幼なじみであるミカサ・アッカーマン(CV:石川由依)、アルミン・アルレルト(CV:井上麻里奈)とともに調査兵団に入団。巨人を駆逐するため戦い続けますが、実は巨人たちの存在、そして彼らが置かれている状況には深い真実が隠されていて――。
エレン、ミカサ、アルミンの入団した調査兵団兵士長に当たるのが、脇役でありながら圧倒的人気を獲得しているリヴァイ(CV:神谷浩史)。彼は小柄でありながら圧倒的な戦闘力を持つ最強の兵士ですが、その性格は冷徹で容赦なく、部下である団員たちに恐れられています。しかし本当は熱い情熱や仲間思いな心を内に秘めており、自身の「兵士長」としての役割に強い責任感を持っているだけ。そんな外見と内側のギャップに加え、潔癖症で掃除にこだわるなど意外な一面も。かっこいいだけでなく「かわいい」と、特に女性ファンから熱い支持を得ています。