【漫画】〆切りは2日後、自由なアシスタント… 売れない漫画家、原稿との戦い!
中堅漫画家・美空輝子はなかなか芽が出ず、編集者に言われるがままに得意ではないラブコメを連載中。ある時原稿の納期を1日早めることに。パニックのなか、原稿との戦いが始まります……。
売れない漫画家のドタバタお仕事コメディー
33歳、彼氏なしの中堅漫画家・美空輝子はなかなか芽が出ず、編集者に言われるがままに得意ではないラブコメを連載中。日々仕事に追われる輝子ですが、ある時編集者の都合で原稿の納期を1日早めることに。パニックのなか、アシスタントも巻き込んで原稿との戦いが始まります……。
漫画家・熊田龍泉さん(@ryuu1000)の創作マンガ『全然売れてないかわいそうな美人漫画家に毎回アクシデントが起こる話』がTwitterで公開されました。「報われない者たちのへの讃歌」として描かれた本作品。編集者やアシスタントに振り回されながらも原稿制作に奮闘する漫画家のドタバタ劇に、読者から「面白い」「編集者がムカつく」などの声があがりました。
作者の熊田龍泉さんに、お話を聞きました。
ーー熊田龍泉さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。
デビューは「週刊少年ジャンプ」の増刊号に載せてもらいました。漫画家を目指し上京して5年、担当さんと共に作り上げたものでした。
ーー『全然売れてないかわいそうな美人漫画家に毎回アクシデントが起こる話』はどのようにして生まれましたか?
連載も持つことができ、なんとかひとり立ちできたものの、何度も立ち上げ作品が打ち切りに合い、やっぱり自分には才能がないのか……ここまでかな……と思っていました。そんな時、最後に今まで自分が打ち込んできた世界を描いてみよう、と思いTwitterに投稿したところ、思いがけず反響をいただいたのがきっかけです。今までで一番肩の力を抜いて描いたものだと思います。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
全部覚えています。本当です。ただ、あえて言うとしたら「こんな美人な女に彼氏がいないわけがない」という声でした。確かになと(笑)。
ーー今回のマンガは続編も含めて『それでもペンは止まらない』というタイトルで単行本化が決まり、1巻が2020年8月12日(水)に発売予定です。見どころをご紹介いただけますか?
見どころは毎話最後にタイトルの「それでもペンは止まらない」と叫ぶのですが、その言葉を出す時のキャラの思いというか、熱さみたいなところをぜひ追いかけていただきたいです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
最近Twitterを始めたのですが、今までの「編集部とのやり取り→机に向かって描く」の繰り返しと違い、多くの方に見ていただけるというありがたさに気づきました。まだまだ描きたいことがあるので、これからはTwitterの皆さんと一緒に創作していけたらなと思います。
改めて読んでいただきありがとうございました。2020年8月12日(水)単行本発売となります。よろしくお願いします!
(マグミクス編集部)