辛いときに聴きたい!“歌詞が刺さる”アニソン5選 疲弊した心に力を与えてくれる
近年の日本は、ストレス社会と言われることが多くなりました。コロナ禍によって、さらに不安を抱える人は多くなり、心が疲弊している人も増えたことでしょう。しかし、日本には、こんなご時世でも生きる力を与えてくれるアニメソングがたくさんあります。
日常生活で見失いがちな大事なことを、アニソンは教えてくれる
ストレスの多い現代社会では、心が疲れきってしまうときがあります。そんな時、アニメソング(以下、アニソン)の歌詞が心を救ってくれることもあります。数多くのアニソンのなかから、より歌詞が深く刺さる5曲を厳選しました。
●WANDS『世界が終わるまでは…』
まずは、TVアニメ『スラムダンク』の第2期エンディングテーマ『世界が終わるまでは…』です。特に筆者が心に刺さった歌詞は、「そして人は形(こたえ)を求めてかけがえのない何かを失う」という部分です。小さい頃から、学校の勉強で答えを出すことばかりを教えられてきたせいか、いつでも人は、仕事だろうが恋愛だろうが、何かしらの形で答えを求めてしまいます。答えがあると、安心することはできますが、安心感を得たい欲望だけを押し通せば、何かを失うこともあるのだと気付かせてくれます。この曲を聴くと、「自分が形(こたえ)を求めすぎてはいないか?」と、胸に手を当てて考えてしまいます。そうして、自分が見失った大事なことに気付くことができます。
●ホフディラン『スマイル』
続いて、TVアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の第1期エンディングテーマ『スマイル』です。オロナミンCのCM曲として使用され、女優の森七菜さんがカバーしたことでも話題になりました。特に筆者が心に刺さった歌詞は、「いつでもスマイルしててね 人間なんかそれほどキレイじゃないから」という部分です。自分が笑わなくなってしまっているときは、他人と比較して自信を失っていたり、落ち込んでいたりする場合が多くあります。そんな時、全てうまくいかないと笑ってはいけないような気がして、自分の表情がどんどん暗くなっていきます。この曲を聴くと、人間は誰しもキレイではなく不完全なものだと教えてくれるので、自分も笑っていいのだと明るい気持ちになれます。