マグミクス | manga * anime * game

心理・頭脳戦に夢中! 作画・展開も秀逸な「人生は甘くない」ギャンブル漫画【3選】

ギャンブルマンガは大衆受けする内容とは言いがたいですが、登場人物の「心理・頭脳戦」を細かく描写し、引き込まれる内容になっています。ときには追い詰められた人間の醜さをうまく描いているなど、読み応えのある面白い作品が多くあります。「人生は甘くない」と教えてくれるおすすめのギャンブルマンガ3作をご紹介します。

心理・頭脳戦が面白いギャンブルマンガ

 ギャンブルというと良いイメージがなく、特に女性からは敬遠されがちな内容です。しかし、ギャンブルを題材にしたマンガには登場人物の「心理・頭脳戦」を細かく描写しており引き込まれる内容となっているため読み応えのある作品が多くあります。「人生は甘くない」ことを教えてくれる、ギャンブルマンガ3作をご紹介します。

●『嘘喰い』(著:迫稔雄/集英社)

『嘘喰い』第1巻 (集英社)
『嘘喰い』第1巻 (集英社)

 遊ぶ金欲しさに闇金から金を借りていた青年・梶隆臣(かじ・たかおみ)。ある日、パチンコ店のスロットに座っていた男・斑目貘(まだらめ・ばく)にスロットが当っていたことを教えます。貘はスロットのお礼に隆臣の借金の清算を手伝ってくれるのですが、彼は「嘘食い」と呼ばれる伝説のギャンブラーでした。冒頭はパチンコのスロット、序盤はルーレット勝負など、幅広いジャンルを取り入れたギャンブルマンガです。

 登場人物の設定や背景も深く描かれるほか、ギャンブルだけでなく“アクション的な要素”も含んでいて面白い作品です。1巻からすでに独特の世界観を持った、質の高い絵柄ですが、巻数が進むにつれてさらに洗練されていく作画も見応えがあって楽しめます。 長編にもかかわらず飽きせない、全49巻の長編ギャンブル&エンターテインメントマンガです。

映像化されたおすすめギャンブルマンガ

●『賭ケグルイ』(原作:河本ほむら、作画:尚村透/スクウェア・エニックス)

『賭ケグルイ』第1巻 (スクウェア・エニックス)
『賭ケグルイ』第1巻 (スクウェア・エニックス)

 私立百花王学園を舞台にさまざまなギャンブル対決が描かれるマンガです。普通の高校とは異なり“ギャンブルの強さ”思い出がすべてを握り、生徒会を頂点とする私立百花王学園。ギャンブルを行い、「勝てば天国、負ければ地獄」の生活を主人公は送ることになります。

 ギャンブルに負けて借金を背負った生徒を「ポチ」扱いするなど、敗者には徹底的なイジメが行われます。独自の「オリジナルルール」をメインとしたギャンブル対決が面白い作品です。何千万と言う金額を賭けて酔いしれる転校生の主人公・蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)の表情描写、勝者として勝ち誇っていた人物が落ちていく様子のほか、圧倒的な画力で登場人物の一喜一憂を描いているのが魅力です。

 見た目は清楚でかわいい夢子が、賭け時には狂っているかのようなギャップに萌える人も多く、また、主人公以外にもたくさんの美少女が登場します。テレビアニメ放送に加えてテレビドラマ・映画化も行われました。

●『トモダチゲーム』(原作:山口ミコト、作画:佐藤友生/講談社)

『トモダチゲーム』第1巻 (講談社)
『トモダチゲーム』第1巻 (講談社)

 普通の学園生活を送っていた主人公の片切友一(かたぎり・ゆういち)は「お金よりも友情を大切」にしている好青年。しかしある日、クラスの修学旅行費200万円が盗まれてしまいます。クラスメイトに「大切な話がある」と呼び出された友一が指定した場所に向かうと、そこは謎のゲーム『トモダチゲーム』の参加会場。盗まれた修学旅行費200万円は、大金を賭けた『トモダチゲーム』の参加費として使われていたのです。

 誰の借金かも分からない「2000万円」を「1人頭400万円」の借金として背負い、半強制的に『トモダチゲーム』へ参加することになった“仲良し“クラスメイト5人はどうなるのか。序盤は協力し合う雰囲気で進むのですが、ゲームオーバーした際に借金額が多かった者が全員分の借金をひとりで背負う「最下位ペナルティ」、クラスメイトの秘密を暴露する「陰口スゴロク」など、互いが互いを疑い”人間の裏“を感じさせていくシーンに引き込まれます。

 主人公の友一が、悩みながら状況を打開していくのも見もの。物語の続きが気になる面白い心理・頭脳戦が展開するおすすめギャンブル風ゲームマンガで、ドラマや映画化もされています。

(荻巣好輝)

1 2