【漫画】ひどい上司に悩み「会社を辞めたい…」新社会人が救われた、先輩の言葉とは?
トケイさんが社会人になったばかりのころに出会った会社の先輩。彼女はいつもトケイさんを支え、応援してくれていました。トケイさんが救われた「先輩の言葉」の数々とともに、先輩への感謝の思いをつづったマンガが大きな反響を呼んでいます。
尊敬する先輩からの、忘れられない言葉
トケイさん(@tokeikamone)は社会人になって初めて所属した部署で、ある先輩に出会いました。先輩はいつも笑顔で優しく、トケイさんの「絵を描く仕事に就きたい」という夢も応援してくれていました。トケイさんは「先輩に恩返しをしたい」と仕事を頑張っていましたが、上司が変わったことで状況が一変し……。
トケイさんが「憧れの先輩」と慕う女性への感謝の思いを「ラブレター」としてつづったエッセイマンガ『新社会人の私を支えてくれた、私の先輩へ』がTwitterで公開されました。新しい上司との関係がうまくいかず悩んでいたトケイさんを勇気づけ、背中を押してくれた先輩の姿に、読者からは「素敵な先輩」「こんな先輩になりたい」「温かい気持ちになった」などの声があがりました。
作者のトケイさんに、お話を聞きました。
ーー今回のエピソードをマンガに描いて公開しようと思ったきっかけはありましたか?
作品内での「褒めてくれる人がいるほうへ行こうよ」という言葉を先輩からかけてもらった時、「この言葉は絶対忘れたくない」という強い思いがありました。いつか絶対何らかの形で残したいと思っていたので、今回このようにマンガに描き残すことができてよかったと思います。
ーー今回の作品は、「コルクラボマンガ専科」でのワークショップで「想いを人に伝える」をテーマに描かれたそうですが、マンガを描くにあたり、表現で工夫した点、難しかった点などがあれば教えて下さい。
ワークショップを通して、私が抱えるこの感情の原動力は単なる「好き」や「感謝」だけではなく「憧れ」という自分の目指したい将来像につながっていることに気づきました。そのため、こんなに私の先輩ってすごい人なんだよ、と読んでくださった方にも伝わるように丁寧に描いたのが工夫した点でしょうか。とはいえ、してもらったことそのままが全部素敵な言葉と行動ばかりだったので、一切悩まずに描き切ることができました。
ーー先輩の優しくて強い言葉の数々がとても心に残ります。会社を辞めようかと悩んでいたところに、先輩から「褒めてくれる人がいるほうへ行こうよ」と言われた時はどのようなお気持ちでしたか?
私は自分の選択にいつも自信がないので、言葉にしたことの達成率も低くて。それがさらに自分の足かせになっている毎日です。でも、本人でさえ信じられない私の可能性を認めてくれる先輩の言葉に本当に感謝しかありませんでした。この人に出会えてよかったと、当時も今も思います。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「褒めてくれる人がいるほうへ行こうよ」は「逃げてもいい」などよりもずっと魅力的な言葉ですね、とコメントくださった方がいて、自分がどうしてこの言葉にこんなに感動したかに気づきハッとしました。これは「逃げ」じゃない、「行く」んだと思うだけで気持ちが非常に軽くなる気がします。
ーーマンガに限らず、現在のご活動の内容や、今後の活動で挑戦してみたいことがあれば教えて下さい。
諸事情があり、本業の方を完全に退職できていない状態です。そのため、今の生活が一段落したら、ちゃんとイラストやマンガのお仕事を受け入れられる体制を作っていこうと思い、日々調べものと準備を水面下でひとり行っているところです。事務作業がとんでもなく苦手なので、ひいひい言っています。でもずっと自分のやりたかった創作の世界に触れられる気がして、不安以上に楽しみなところがたくさんです。
絵でもマンガでもなんでも吸収して、何でも楽しめる人になりたいです。そのために毎日なにかとまい進するので、応援いただけますと幸いです。また、お仕事あればぜひご相談いただけますと非常にうれしいです!
●トケイさん 前回のインタビュー
人の顔と名前が覚えられない…「苦手」と向き合う社会人の奮闘に共感集まる
https://magmix.jp/post/29443
(マグミクス編集部)