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「さあ、はじまるザマスよ!」カラー版『怪物くん』放送開始から40年 知らない歌も?

1980年9月2日、カラー版テレビアニメ『怪物くん』の放送が開始されました。当時は『ドラえもん』『忍者ハットリ君』『オバケのQ太郎』『パーマン』といった藤子不二雄作品がTVで流れているのが日常でした。

藤子不二雄作品を浴びるように見ていた頃

『怪物くん』(C)藤子スタジオ/シンエイ
『怪物くん』(C)藤子スタジオ/シンエイ

 1980年9月2日は、カラー版テレビアニメ『怪物くん』の放送が開始された日です。藤子不二雄(故・藤本弘氏と安孫子素雄氏のコンビ解消後は藤子不二雄A名義)氏のマンガを原作とした作品で、15分の短編アニメが30分枠で2話放送される形式で1982年9月28日の最終回までに94回、全188話が放送されました。ちょうど小学生の頃に本作を見ていたライターの早川清一朗さんが、当時の記憶とエピソードを回想します。

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 筆者が小学生から中学生の時期を過ごした1980年代は、故・藤本弘氏と安孫子素雄氏の共同ペンネームである藤子不二雄氏が原作を務めたTVアニメが、文字通り日常の一部となっていました。『ドラえもん』『忍者ハットリ君』『オバケのQ太郎』『パーマン』など、多くの名作が月曜から土曜日の夕方に10分枠や15分枠で、日曜日には朝の30分枠で放送されていたのです。夕方、ご飯を食べようと思うと、日曜の朝に遅く起きてくると、TVでは自然に藤子不二雄作品が流れている。それが日常だったのです。

 1979年に放送が開始されたテレビ朝日版『ドラえもん』は、声優陣の一新を経て、2020年の今なお放送され続けています。藤子不二雄作品は1960年代から70年代にかけても大ブームを巻き起こしており、足掛け55年以上の間、多くの人に親しまれてきました。すでに、日本に根付いた文化のひとつだと言えるのではないでしょうか。

 さて『怪物くん』ですが、1968年に一度目のTVアニメ化を果たしており、1980年放送のものは二度目のアニメ化でした。当時、古いアニメはよく再放送がされていたのですが、一度目のアニメ化はモノクロで製作されていたためか、残念ながら筆者の住んでいた地域での再放送はなかったように思えます。一度見てみたいとは思いますが、藤子不二雄作品は話数が多く、なかなか手を付けられないのが辛いところです。

【画像】嵐の大野智が演じた実写『怪物くん』

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