マグミクス | manga * anime * game

『ギャラクシアン』の裏技に衝撃! ファミコンを“音楽ツール”にしたチャレンジ精神

一時ホコリをかぶるが…裏技で再度注目を浴びる

 1機か2機のエイリアンを撃ち落とした直後、いきなり敵がミサイルを撃ちながら突っ込んできたときは、度肝を抜かれました。『スペースインベーダー』の敵は横にしか移動しないので、それが当たり前だと思っていたのです。敵が自分めがけて突っ込んでくるなんて想定もしていませんでした。たしか最初の攻撃はかわせたと思いますが、何度目かの攻撃であえなくやられてしまった覚えがあります。

 しかも敵の数が少なくなると、残った敵が次々と襲い掛かってくるのです。慣れるまではこの攻撃をしのぐことができず、1面のクリアすらおぼつかない状態でした。

 それでも慣れれば慣れるほど徐々に先の面へ進めるようになり、やがて高得点を狙うために、飛んできた敵だけを狙い討つようにもなりました。飛んでいる敵は通常の倍の得点が入るのです。特に画面の一番上にいる旗艦と赤い敵が一緒に飛んできた場合、赤い敵を倒してから旗艦を倒すと高得点だったため、無理に狙いに行ってはやられることの繰り返しでした。

 こうして数か月間ひたすら『ギャラクシアン』を遊んでいた筆者でしたが、唐突な終わりが訪れます。そう、傑作シューティングとして名高い『ゼビウス』を買ってもらえたのです。

 すぐに『ゼビウス』にハマった筆者は、『ギャラクシアン』を友達との貸し借り用カセットとして使うようになりました。しかし一通り貸し終えると出番もなくなり、ホコリをかぶるようになってしまったのです。

 そんな『ギャラクシアン』でしたが、1985年に徳間書店の『ファミリーコンピュータMagazine』にある裏技が披露され、一躍注目を浴びるようになります。それは45回リセットボタンを押してから2コンのABボタンを押しながら再度リセットボタンを押すと、隠し音楽が聴けるというものでした。このとき初めて聴いた「シバの女王」は、ファミコンを音楽ツールとして考えてはいなかった筆者にとって大きな衝撃となり、今でも印象深い楽曲として記憶に刻まれています。

 ゲーム中に流れる音楽ではないので厳密に言えばゲームサウンドではないのかもしれませんが、ゲーム機で音楽を流せることを証明したチャレンジ精神に今さらながら敬意を表し、本稿を締めさせていただければと思います。

(ライター 早川清一朗)

【画像】ファミコンの思い出深い「裏技」

画像ギャラリー

1 2