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山村響&二ノ宮ゆいが語る、アニメ『ピーター・グリル』の面白さと声優の仕事(前編)

現在放送/配信中のアニメ『ピーター・グリルと賢者の時間』は、セクシー&ギャグに突き抜けた内容で、国内外で話題を呼んでいます。メインヒロインのひとりを演じる声優・山村響さんと二ノ宮ゆいさんに、作品の魅力をはじめ、声優というお仕事の喜びや苦労についても語ってもらいました。

声優から見た『ピーター・グリルと賢者の時間』の面白さ

アニメ『ピーター・グリルと賢者の時間』でルヴェリア・サンクトゥスを演じる二ノ宮ゆいさん(左)と、リサ・アルパカスを演じる山村響さん(右)
アニメ『ピーター・グリルと賢者の時間』でルヴェリア・サンクトゥスを演じる二ノ宮ゆいさん(左)と、リサ・アルパカスを演じる山村響さん(右)

 2020年7月から放送・配信中のアニメ『ピーター・グリルと賢者の時間』。原作は、双葉社「月刊アクション」に連載中の、檜山大輔による同名マンガです(既刊6巻)。メインヒロインのひとりを演じる声優・山村響さんと二ノ宮ゆいさんに、作品の魅力をはじめ、声優というお仕事の喜びや苦労についても語ってもらいました。

 同作はセクシーとギャグの要素が満載でエンタメ性に富んだファンタジー作品。愛する婚約者と結婚するため、地上最強の栄冠をつかみ取った戦士ピーター・グリルに、オーガやエルフなどさまざまな種族の女性たちが優秀な遺伝子を狙って誘惑をしかけてきます。肉体的には最強でも精神的にもろいピーターは、あえなく欲望に屈し、コトが終わった後に急に冷静になる「賢者タイム」を何度も経験することに……。

 山村響さんが演じているのは、狡猾な手段でピーターを陥落させるオーガ姉妹の姉、リサ・アルパカス。二ノ宮ゆいさんは、ピーターの婚約者で純粋無垢な女騎士、ルヴェリア・サンクトゥスを演じています。ふたりはアーティストとしても活躍中。二ノ宮ゆいさんはニノミヤユイ名義で、作品のオープニングテーマ曲『つらぬいて憂鬱』を歌っています。

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──おふたりから見た、作品の面白さについてお聞かせ下さい。

山村響さん(以下、敬称略) 頭を空っぽにしながら楽しんで、「ああ、面白かった!」と満足していただけるところです。ちょっとエッチな作品ですよと聞いて、最初は身構えながら原作を読んだのですが、エッチでもそれを感じさせないというか、テンポの良いギャグやツッコミどころが満載で、実際は誰にでも気軽に楽しんでもらえる作品なんじゃないかなって思います。

二ノ宮ゆいさん(以下、敬称略) 主人公のピーター・グリルも含め、人間的に曲がっているキャラクターがあまりいない点が好きです。女性の側も自分に素直というか、そのあたりが、こういった作品に初めて触れる私でも抵抗なく笑えた理由なのだと思います。確かに男性向けなんですけど、女性でもストレスなく楽しめるんじゃないでしょうか。

ピーターに迫るオーガ族の女性、リサ・アルパカス。『ピーター・グリルと賢者の時間』第1話より
ピーターに迫るオーガ族の女性、リサ・アルパカス。『ピーター・グリルと賢者の時間』第1話より

──同じ女性の目から見て、それぞれ演じられているヒロインの魅力は、どんなところにあると思いますか?

山村 私の演じるリサ・アルパカスは、頼れるお姉さんタイプの女性です。私自身が誰かに頼られるとかえってタジタジになっちゃう方ですから、純粋に憧れますよね。彼女がピーターに迫って誘惑するのにも、実はちゃんとした理由があります。まっすぐでしっかりとした責任感に基づいて、頑張っている女性でもあるんです。まっすぐすぎて、ちょっぴりおバカなところもありますけど、そこがまたカワイイですよね。

二ノ宮 ルヴェリア・サンクトゥスも、同じようにカッコよくて頼れるお姉さんタイプの女性だと、原作を読み始めた最初の頃は思っていました。でも、読み進めるうちに、彼女の中にある子供っぽさのようなものが見えてきて、そちらの方が本質に近いんじゃないかと。それに気付くと、どんどん可愛く思えてきて……。私が守ってあげなくちゃ!という気持ちになりました(笑)。

山村 尊いよね、ルヴェリア。

二ノ宮 はい! 外見や言動と内面とのギャップが、ルヴェリアは激しいと思うんです。そういうところが、本当に愛らしいです。

【画像】ピータグリルに迫る女性たち…! 種族も性格も多種多様

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