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コンボイが死んだ!? 視聴者はポカーン…『トランスフォーマー』主役交代の真相

1980年代、トランスフォーマーが人気絶頂だった時、急に「コンボイが死んだ」という告知が各メデイアで発表されました。しかし、日本国内ではその真相がはっきりしないまま、新たな主人公が登場して新作アニメが始まります。インターネットがない時代、多くの視聴者が困惑した大騒動の顛末とは…?

突然、知らされたコンボイの死

1985年のアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』で活躍した、総司令官コンボイ
1985年のアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』で活躍した、総司令官コンボイ

 1986年の夏も終わろうかという時期、そのニュースは前触れもなく、突然、流れてきました。

「コンボイが死んだ!」

 アニメと玩具で好評だった『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(以下、トランスフォーマー)の主役であるコンボイ司令の死亡が、突然に伝えられたのです。

 当時、『トランスフォーマー』の人気は絶頂期で、児童誌「テレビマガジン」で表紙と巻頭カラーを飾ることが多く、玩具屋ではコーナーが常設されるなど、各方面で高い関心がありました。

 寝耳に水とはまさにこのこと。本来なら、番組内で死んだ場面が描かれてから発表されるのが普通。それでも衝撃の出来事なのに、いきなり雑誌やチラシで知らされたのですから、おどろきよりも何が起こったのかわからず、ポカーン……というのがほとんどの人たちの反応だったと思います。

 何せ、コンボイはアニメの中では何度も死にかけ、バラバラになっても生きていたのですから。「どうして今?」というのが当時の大多数の感想でした。

 そんな時、「コンボイが死んだ!」というCMが流れ始めます。ボロボロになったコンボイが運ばれていき、それを見守る民衆からはコンボイコールがおくられ、「2005年コンボイ死す」というナレーションがかぶさります。そして、子供が泣きながら「コンボイ!」と叫ぶ実写映像。それまでの玩具をそのまま使っていたCMとは一線を画すものでした。ある意味、最初に作られた「実写版」トランスフォーマーです。

 さらに当時人気のあった「トランスフォーマー電話」でも、各キャラがこの出来事についてコメントしていました。

「トランスフォーマー電話」というのは、電話をかけると各キャラの音声がランダムで流れるというもので、当時のコンテンツ展開のひとつでした。そこでは、各キャラクターがあることを伝えていました。

 コンボイが死んだ時、謎の言葉を残した。その言葉は「ロディマス」。

 普通なら、死ぬ時に残すのはダイイング・メッセージ。ということは、「ロディマス」こそコンボイを殺した犯人のはず。当時、少年探偵団並みの推理力でそう思った子供がいたと、後に聞いたことがあります。

 もちろん、そう聞いた私は腹をかかえて大爆笑しました。なぜなら……あの時代を経験した人ならオチはわかりますよね(笑)。

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