ついに最終回! アマプラ配信『ザ・ボーイズ』シーズン2、振り返りたい3人の注目キャラ
「セリフ無しヒーロー」と「元マーベルヒーロー」

シーズン2で注目のキャラクターの2人目は、外道ヒーロー集団「セブン」の一員であり、シーズン1では一言も発することがなかったヒーロー「ブラック・ノワール」。茶道をしたり、ピアノを弾いたりと極端に無害なキャラクターとして描かれ、その姿が他のヒーローとは真逆だったことから不気味ともいわれていました。
シーズン2ではシーズンを通してブラック・ノワールが描かれると公式からも明らかにされていましたが、果たして劇中では強大なパワーで敵を圧倒。しかし最終回直前の第7話では、意外な側面も見せます。
新キャラクターで注目したいのは、過去に「X-MEN」シリーズのアイスマン役などで知られるショーン・アシュモアが演じる元“セブン”メンバー「ランプライター」。彼は「“ザ・ボーイズ”が8年前に一旦解散してしまった原因」として描かれています。
原作コミックでは、ブッチャー率いる“ザ・ボーイズ”の創設者マロリーの孫を殺害した人物として、“ザ・ボーイズ”のメンバーに身柄を引き渡され、殺されてしまいますが、のちに生き返り“セブン”の本拠地の地下にその存在を隠されていた……という展開があります。
ドラマでは、過去のザ・ボーイズ解散の真相を知る人物として、重要な役割を果たします。『X-MEN』シリーズで氷の能力を使う「アイスマン」を演じていた俳優が、炎を操る「ランプライター」を演じるというのも面白く、視聴者の関心を集めています。
シーズン2で大きな変化をするのはヒーローたちだけではなく、復讐者ブッチャー率いる一般人アウトロー集団「ザ・ボーイズ」たちも同じです。明らかになるブッチャーと家族の関係や、メンバーたちとのすれ違いや和解……やがてそれらが噛み合いながら、最後の決戦へと物語を加速させていきます。
9月4日から配信が始まった『ザ・ボーイズ』シーズン2は、10月9日配信の最終回でいよいよ完結。すでにシーズン3の製作も決定していますが、この2020年に起こっているさまざまな社会問題を予見するようなエピソードも散りばめているシーズン2は、クライマックスに向けてますます注目を集めそうです。
(大野なおと)