【漫画】未来の感染症対策? 「密」な満員電車には、無数のロボットたち
電車を待つ人びとの行列のなかに、不思議なロボットが!? これは自律移動型空気清浄機「集団免疫かくと君」。コロナ対策として現実になる日も遠くないかも? 青9HPさんが描いた近未来を思わせるマンガが反響を呼んでいます。
ついにここまで? 実際に構想中のコロナ対策から生まれたロボ
電車を待つ人びとの行列のなかに、不思議なロボットが!? これは自律移動型空気清浄機「集団免疫かくと君」。人びとと一緒に電車に乗り込み、周囲の空気をきれいにします。コロナ対策として現実になる日も遠くないかもしれません。
マンガ『集団免疫を獲得したっぽくする用のロボ。』をTwitterで公開したのは青9HPさん(@ao9hp)。近未来を思わせる世界に、読者からは「かくと君かわいい」「ふたつの意味でいい空気になった」などの声や、作品中に出てくるポケットティッシュについて「武富士のポケットティッシュですか?」などの声があがりました。
作者の青9HPさんに、お話を聞きました。
ーー青9HPさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
これといってありません。昔からずっとマンガが好きで、描きたいと思っていました。
ーー『集団免疫を獲得したっぽくする用のロボ。』のお話はどのようにして生まれましたか?
インターネットラジオ・テレビアプリ「Podcast」でラジオ番組『アフター6ジャンクション』を聴いていたら、映画館で構想中のコロナ感染対策が紹介されていて、そのひとつであった「各座席にお客様の吐く息を吸い込む装置の導入」というものに触発されました。2020年5月21日放送『カルチャートーク:岩田和明さん「緊急事態宣言解除後の全国ミニシアターの歩き方」について』が当該のエピソードです。
ーー「かくと君」の外見が個性的ですが、キャラクターデザインで工夫なさった点を教えて下さい。
なるべく細身で、シンプルな形になるよう心がけました。通気口は、知人が集合体恐怖症なので、点々ではなくスリット状にしました。下半身は、倒れにくく柔軟性がありそうな、起き上がりこぼしのようなイメージです。ちなみにタイヤで移動しているのですが、正直これでは乗車や下車に伴う段差の上り下りは難しいと思っています。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
武富士のポケットティッシュについては、たくさん反応をいただきました。たぶん、反応のうち半分はティッシュについてです。ティッシュであるということを伝えるために時代性を犠牲にする形となってしまいましたが、「ポケットティッシュといったらこの柄」と言ってくださる方もいて、狙い通りの効果を得られたと満足しています。他にもいろいろな反応をいただき、どれも印象深かったです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
今まで通りやっていきたいです。
(マグミクス編集部)