2020秋アニメ『NOBLESSE -ノブレス-』原作マンガは500話超え!何話まで映像化されるのか
2020年10月7日(水)より、TOKYO MXなどで放送がスタートしたアニメ『NOBLESSE -ノブレス-』。原作である韓国のマンガ『ノブレス』は、全世界での累計閲覧数が46億回を超える超人気作でもあります。『神之塔』に続く、韓国を代表する人気マンガの映像化。今作はどのように、そしてどこまで映像化されるのでしょうか?
連載11年の長編作…気になるのは「何話まで映像化するの?」

Jeho Son(SJH)先生原作、Kwangsu Lee(LKS)先生作画のダークファンタジー『ノブレス』。韓国のWebマンガサイト「NAVER WEBTOON」で、約11年間も連載された長編作品です。その人気は凄まじく、日本でも2018年から「LINEマンガ」で配信され、全世界の累計閲覧数が46億回を突破しました。その『ノブレス』がついにアニメ化され、2020年10月7日より、TOKYO MXなどで『NOBLESSE -ノブレス-』として放送を開始しています。
820年という、途方もない年月を眠り続けていた主人公、マスターことカディス・エトラマ・デ・ライジェル。彼は絶対的な力を持つ存在である「NOBLESSE(ノブレス)」ですが、彼が目覚めたのは平和そのものの世界でした。
人間たちの日常生活になじむため、目についた高校生の制服を身にまとうライジェル。言葉が分からず、現代社会の文化が分からず、たどり着いた高校で先生や生徒を思い切り困惑させます。
瞬間的に言語を理解したり、置かれている状況を瞬時に理解したりと、高い知性を感じさせるものの……。生まれて初めて目にした数学の授業が、まったく分からないことを「自分の能力に異常が起きている」と困惑する。ラーメンやキムチを見て、昔、彼が襲われたさまざまな拷問を思い出す……。
見た目と言動のギャップについ笑ってしまいます。絶対的な権力者だったのに、高校生たちになれなれしくされても怒らず、ゲームなど新しいものにも無表情ながらに興味を示していく。クールでイケメンなのにドジっ子っぽい一面もあると、ライジェルがどんどんかわいく見えてきます。
周りの登場人物も、真剣なのかギャグなのか分からない行動をしてきます。シリアスになるギリギリのところで、やっぱりならない感じ。「おい、今回はどっち寄りの展開なんだ!」と頭のなかでツッコみたくなった途端に、一気に物語が展開することも。こういうシリアスとコメディのシーソーゲームが楽しくて、つい時間を忘れて次の話に手が進んでしまいます。
10月7日に放送された第1話は、原作の92話あたり、ライジェルが謎の組織「ユニオン」の実験体M-21を保護した後のエピソードから始まりました。テンポの良い映像化が期待できます。原作は1話1話の引きのよさに、長期連載で蓄積された膨大なストーリー。どこまでを映像化してくれるのかが気になってしかたありません。なにせ主人公がちゃんと(?)戦闘を繰り広げるのに、30話以上かかっていますから。とはいえ、日常系のギャグもしっかり盛り込んでほしい……。そんな贅沢な願いを思い浮かべつ、毎週水曜日の放送が待ち遠しくなる作品です。
(サトートモロー)
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(C)Noblesse Animation Partners