【漫画】奇妙なフリーマーケットで理想の彼氏を購入 代価は“自分の大事なもの”
何でも売っている夢のようなフリーマーケット。商品の代価には、お金ではなく、“自分の大事なもの”を差し出すことが必要です。彼氏いない歴=年齢の主人公が、“恋人”を買って家に帰ってみると……。不思議な世界を描いた屋乃啓人さんの創作マンガ『フリマで恋人を買う話』が注目を集めています。
主人公は何を代価に支払った? 続きが気になる展開
主人公の能登まひろは、彼氏いない歴=年齢の大学2年生。ゼミの飲み会の帰りに、“何でも売っている”という奇妙なフリーマーケットに迷い込みます。そこで何かを買うには、代価として、お金ではなく、形のあるなしを問わない“自分の大事なもの”が必要。能登が理想の“彼氏”を注文して家に帰ってみると……。
屋乃啓人さん(@chimairasuzuki)の『フリマで恋人を買う話』が、Twitterで公開されて注目を集めています。当初は「あまり伸びなければセルフ打ち切り」と作者が宣言していましたが、読者からは「続きが気になる」といった声が殺到。これを受けて、第2話以降も順次に公開が開始されています。
作者の屋乃啓人さんに、お話を聞きました。
ーー屋乃啓人さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。
デビューをどこに置くのかによって異なると思いますが、初単行本は山白朝子先生原作の『エムブリヲ奇譚』という小説のコミカライズをKADOKAWAでさせてもらったときです。今回のフリマの話に通底するような、不思議な世界観のお話です。めちゃくちゃ面白いので原作小説を超オススメします。
ーー1話のフリーマーケットは、不思議なものだらけの描写でした。もし何でも売っているフリーマーケットに迷い込んだら、屋乃啓人さんが欲しいものはありますか?
特にないですが、強いて言えば健康長寿です。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。
そもそもこんなに反応をいただけると思ってなかったので驚きです。主人公の能登が何を代価にしたのか、みんな予想して楽しんでもらえているようで、こちらとしてもうれしいです。もうちょっと淡々と最後まで描くつもりだったので。
ーーもう既に、結末までのストーリーは決まっているのでしょうか?
1回目を描いたときから大筋は決めていました。少し軌道修正しましたが。ネームはほとんど終えたのであとは描くだけです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
今後もたくさんの方に楽しんでもらえるように、作品づくりしていければと思います。ゆくゆくは雑誌連載につなげていければな、と淡く期待しています。
(マグミクス編集部)