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劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』公開初日 鳥肌が立つ衝撃シーン、腹に響く声優の演技

ゾワっと鳥肌が立つようなシーンの連続

『鬼滅の刃』を手掛けるアニメ制作スタジオufotableは、2020年8月公開の『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」III.spring song』でも高評価を受けており、今回の映画も見応えは約束されたようなもの。

「無限列車編」はストーリーの大半が走る列車とともに繰り広げられます。乗客たちを襲おうとする鬼と対峙する鬼殺隊士たち。列車という狭い空間のなかで迫力あるバトルが展開します。

 また、魘夢と列車の屋根で戦うシーンでは、高速で走る列車ならではの描写は臨場感にあふれ、演出に鳥肌が立つような感覚をおぼえることもしばしば。

 特筆すべきは、本作の真の主人公と呼んでもよい「炎柱・煉獄杏寿郎」と鬼のバトルシーンでしょう。「柱」の強さはTVシリーズの「那田蜘蛛山編」で冨岡義勇(CV:櫻井孝宏)と胡蝶しのぶ(CV:早見沙織)が階級の低い隊士との差をすでに見せつけていますが、煉獄のそれは改めて思い知らされるものでした。技の速さ、力強さ、そして曲がらぬ真念と正義感が並外れている「熱い先輩キャラ」として心に刻み込まれます。

 煉獄の出演は、TVシリーズでは柱が一堂に会したシーンのみで、原作コミックスを未読であれば、劇場版のビジュアルやコラボグッズなどで存在を改めて認識した人も多いでしょう。ですが、「無限列車編」という1本の映画で煉獄の存在感は『鬼滅の刃』のなかで否応なく高まり、観た人の心に残るはずです。

 声優陣の熱演も劇場のサウンドということも相まって、お腹の底まで響きます。特に「叫び」の演技は全編を通じて「そんなに叫んで喉は大丈夫なのか?」と心配になるほど。主要メンバー以外のキャラクターも実力派の声優が演じており、映画の疾走感を失わせない安定感で『鬼滅の刃』の世界にどっぷりと浸らせてくれます。エンドロールまでの体感時間の短さは驚くほどです。炭治郎と同じように観客も”集中”させられたのでしょう。

 上映回数が多いため、初日の午前時点で午後の回の空席も見られました。都合のつくタイミングで観に行けるのは”集中上映”のありがたいところです。ぜひ劇場で日本のアニメ映画の歴史に残る1作を堪能してください。

(マグミクス編集部)

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