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絶賛放送中の『ウルトラマンZ』 ファンが気になりすぎる男、「ジャグラー」とは?

自由奔放でつかみどころがない「ジャグラー」の魅力

 どうして動向が気になるかというと、実はこのヘビクラ隊長の正体が、かつてウルトラマンオーブと戦ったことがある宇宙人、ジャグラスジャグラーだからです。

ジャグラーは『ウルトラマンオーブ』(2016年)でレギュラーだった敵役で、飄々として何を考えているか分からず、つかみどころがないキャラでした。結果的にはオーブと和解する形で物語は終わります。その後の劇場版で二度も登場し、活躍シーンがふんだんにあることからも、その人気の高さがうかがえます。

 実はキャスティングが発表された時、隊長役がジャグラーを演じた青柳尊哉さんだったことにおどろきました。しかも、名前から考えてもヘビクラ=ジャグラーではないかとネットでも話題になっていたのですが、大多数は「ミスリードだ」という意見で、筆者もそう思っていました。

 ところが、あっさりと早い段階で正体が明かされ、ファンを驚かせてくれました。うれしいサプライズです。ウルトラシリーズで再登場して隊長になったといえば、『ウルトラセブン』のモロボシダンを思い出します。奇しくも「4作後」というところは一緒ですね。

 ヘビクラは隊長としての責務は果たし、部下にも温情的な面を見せますが、ジャグラーとしての姿では、何かをたくらんでいる怪しい様子が描かれています。今のところ、メインの敵と思われているセレブロ以上に、その行動は謎に包まれています。

 そのジャグラーを演じているのが、青柳尊哉さんです。昼行灯のようなヘビクラ隊長と、自由気ままなジャグラーの両方の役を巧みに演じていて、たいへん演技力のある方だと思いました。

 ジャグラーの動きが今後の流れを決めるのか、それともミスリードとして大胆な肩すかしがあるのか今はまだわかりませんが、その動向からは目が離せません。

『ウルトラマンZ』の主題歌「ご唱和ください 我の名を!」の1番で「退屈もてあましはびこるエイリアン」という部分がジャグラーを示しているとしたら、現在オープニングで使われている2番の歌詞に、今後の展開を読み解くヒントがあるかもしれないですね。

 最終回まで約2か月。まだ未見の人もぜひ、『ウルトラマンZ』をお楽しみください。

(加々美利治)

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