【漫画】桃から生まれた桃太郎…ではなく”鬼” 育ててみると予想の斜め上に!
おばあさんが川へ洗濯に行くと、桃が流れてきました。出てきたのは桃太郎……ではなく、鬼! 漫画家・一智和智さんによる創作マンガがTwitterで公開され、誰もが知っている童話を元にしながらも、誰も予想がつかない展開に、大きな反響が集まっています。
奇想天外な物語の先に…「めでたしめでたし」
おばあさんが川へ洗濯に行くと、川から桃が流れてきて……。こうきたら桃から赤ちゃんが生まれ、桃太郎と名付けられると誰もが思うでしょう。しかしこの物語は違いました。桃から生まれたのは何と鬼。おじいさんとおばあさんは鬼の子を前にして、どうしたものかと困った末に……。
漫画家の一智和智さん(@burningblossom)による創作マンガ『桃から生まれた鬼(おに)太郎。』がTwitterで公開されました。誰もが知っている童話をベースとしながらも、誰も予想がつかない展開に。しかしみんなが幸せになる優しい結末に、読者からは「最高」「生まれより育ち」「結果オーライ」「最後、金太郎になってる?」などの声があがり、いいねが12万を超える大きな反響がありました。
作者「難しいことは考えていない、とにかく幸せな物語を」
作者の一智和智さんは、Webコミックサイト「コミックウォーカー」にて『便利屋斎藤さん、異世界に行く』を連載中で、単行本3巻が発売中です。また、Webコミックサイト「コミックガルド」にて『剥かせて!竜ケ崎さん』を連載中です。
Twitterでは、さまざまなジャンルの短編創作マンガを発表しています。冒頭でご紹介した作品の続編『桃から生まれた鬼(おに)太郎を鬼が迎えに来る。』も公開されました。成長した鬼太郎を、親を名乗る鬼が連れて行こうとします。抵抗する鬼太郎とおじいさん、おばあさん。そこになぜかクマも加わり、またもや意外な結末に……。
読者からは「混乱する(笑)」「家系図がややこしい」「優しい世界」「あったかい…」「最後はめでたしめでたし、これに尽きる」など、混乱しつつも温かい結末にほっこりする声があがりました。
一智和智さんは、他にも『桃太郎』関連の創作マンガ『おじいさんとおばあさんがつよかった場合の桃太郎』や、『桃太郎』だけでなく、『白雪姫』をベースとした作品なども発表しています。これらの作品は短編集『優し異世界へようこそ』に収録されており、現在12集までAmazonのkindle版が無料で配信中です。
作品について一智和智さんにお話を聞くと、「正直あまり難しいことは考えておらず、とにかく幸せな物語を描こう、程度のことしかありません」とコメント。その幸せな物語が、疲れた人びとの心を癒やし、勇気づけているのでしょう。
(マグミクス編集部)