放送45周年「パネルクイズ アタック25」 プレステ2で堪能できる児玉清さんの「名調子」
日曜昼のクイズ番組としておなじみの「アタック25」は、2020年で放送45周年を迎えています。長年司会をつとめていた児玉清さんの名調子が次々と飛び出す、プレイステーション2用ゲーム『アタック25』は、本戦出場への道のりも険しいことを教えてくれる作品でした。
応募ハガキを投函するところからゲームスタート…?
1975年4月から大阪の朝日放送テレビ(現ABCテレビ)で制作され、以来、テレビ朝日系列で全国のお茶の間に放映されている視聴者参加型クイズ番組の『パネルクイズ アタック25』が、今年2020年で45周年を迎えています。
日曜の午後、なんとなくマッタリとした気分で微睡みがちな時間帯である13時25分から始まるこの番組。その放映年数からもお分かりのとおり、国内で放映されている最長寿のクイズ番組です。ブラウン管の時代から液晶画面の現代まで、テレビの前の皆さんを楽しませてきたのはいうまでもありませんが、それを題材にしたゲームが存在したことは、あまり知られていないのではないでしょうか?
今回紹介するのは2002年にプレイステーション2用として株式会社デジキューブからリリースされたゲームなのですが、ゆえに司会は現在の谷原章介さんではなく、番組開始時の1975年から2011年までメインを務め、同番組の顔といえる存在だった児玉清さんです。
児玉さんは2011年に亡くなっていますが、このプレステ2用ゲームではご本人がキャラクターのアフレコを担当し、「大事な大事なアタックチャ~ンス!」や「さて角に飛び込むのはどなたなのか楽しみでございます」「その通り」「けっこう」といった、博多華丸さんのモノマネでお馴染みな当時の名調子をそのまま耳にすることができます。また出題者は1999年から2009年まで担当した沢木美佳子さんというのも、マニア心をくすぐります。
さてマニア心といえばこのゲーム、なかなかに「アタック25」の世界観が忠実に再現されています。「チャレンジモード」では、なんと部屋でハガキを書いて番組に応募するところからゲームが始まります。応募ハガキをポストに投函しても時々、落選してゲームオーバーとなってしまう不条理さです。