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『アベンジャーズ』ゲームの新キャラ「ケイト」は、今後のマーベル世代交代の布石か?

マーベル社長も期待、ヒーローの”世代交代”が今後のキーワード?

ケイトが所属するヒーローチームが活躍するコミック『ヤング・アベンジャーズ:スタイル>サブスタンス』 (C)2020 MARVEL
ケイトが所属するヒーローチームが活躍するコミック『ヤング・アベンジャーズ:スタイル>サブスタンス』 (C)2020 MARVEL

 マーベルコミックスでのケイト・ビショップというキャラクターは、裕福な家庭出身で、暴漢に襲われたのち格闘術を学び、その後アベンジャーズ解散の後に生まれた「ヤング・アベンジャーズ」というチームに参加。ホークアイの弓の技術を受け継ぎ、近接戦闘などを得意とする非能力者として活躍する人物です。ホークアイ不在のタイミングで「2代目」を名乗り、その後ホークアイが戻ってきてもパートナーや単独のヒーローとしてホークアイを名乗り活躍していきます。

 アメコミでは、「2代目」を名乗って先代ヒーローの名前や能力を継承するキャラクターは数多くいます。今後配信予定のドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でも、キャプテン・アメリカの名前の継承が描かれるといわれており、今後のアメコミ作品で「世代交代」が重要な要素として絡んでくるでしょう。

 また、ケイト・ビショップが所属する「ヤング・アベンジャーズ」もファンを中心に注目を集めています。コミックでは「元祖アベンジャーズが解散した後に突如現れた十代のヒーローチーム」という設定で誕生し、アベンジャーズの真似のような形で活動しますが、そこからヒーローチームとして成長していきます。今後さらに、チームに加わる新たなキャラクターが出てくるのではと言われています。

 マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長も、若いヒーローの参戦に前向きな姿勢を示しているので、新たな世代の活躍が今後増えて、ワクワクする展開が見られるかもしれません。

 例えば、2020年12月から「Disney+」で『ワンダ・ビジョン』の配信が決まっていますが、コミックスではワンダとヴィジョンの双子の子であるウィッカンとスピードがヤング・アベンジャーズに参戦という形をとるので、今年からさまざまな布石を打ってくる可能性は大いにあるでしょう。

 また、2021年に公開延期した映画『ブラック・ウィドウ』では、ナターシャ・ロマノフことブラック・ウィドウとともに、2代目ブラック・ウィドウが登場するという予測がされています。さらに、映画『アントマン&ワスプ』ではアントマンの娘キャシー・ラングが登場しますが、このキャラクターも原作コミックではヒーローとして活躍するので、多くのヒーローたちの「世代交代」は現実味を帯びてきています。

(大野なおと)

【画像】マーベルヒーロー「弓の名手」ホークアイ、初代&2代目比較

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