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40代コロコロ中年、「ホットショット」を買う。感動に満ちたRCカーライフの始め方

30数年ぶりの再会、箱を開けた瞬間蘇った「感動」

マンガ『ラジコンボーイ』第1巻(小学館)。「コロコロコミック」に連載され、RCカーブームを盛り上げた
マンガ『ラジコンボーイ』第1巻(小学館)。「コロコロコミック」に連載され、RCカーブームを盛り上げた

 それまで300円のガンプラくらいしか組み上げたことがない小学生にとって、「ホットショット」の組み立てはとても難しいものでした。しかし失敗すれば、プロポ(RCカーの走行を制御する送受信機などの一式)やバッテリーも合わせ、3万円以上のお金が無駄になるのです。あきらめるなどありえません。どうにかこうにか半月ほどかけて組み上げた「ホットショット」は、接続が上手くいっておらず、バックができないという問題はありましたが、なんとか走らせることができたのでホッとしたことをよく覚えています。

 そうして他にラジコンを持っている友だちと一緒になって公園で走らせていたのですが、問題だったのはバッテリーの持ちが短すぎたことでした。全力で走らせると10分程度しか遊ぶことができず、せっかくみんなで集まっても、ごく短時間で切り上げることになり、その後ファミコンで遊んだこともしばしばでした。予備のバッテリーは高価で数を揃えることはできず、それならファミコンの中古カセットでも買った方が子供にとってははるかにお得です。

 しばらく経つと「ホットショット」は置物になり、さらに数年後には家の中から姿を消していました。おそらく捨てられてしまったのだと思います。

 それから長い時間が経った2020年のある日のこと。仕事で偶然RCカーを操縦することになった筆者は、ふと「ホットショット」と、手に入れたときのワクワク感を思い出したのです。今ならもっとうまく作れるんじゃないだろうか? 上手く走らせることができるんじゃないだろうか。

 そして何より、自力で買えるんじゃないだろうか。

 突然湧き上がってきた小学生の時のような衝動に突き動かされ、帰宅後すぐにAmazonで検索をしてみたところ、「ホットショット」は2007年に復刻されていたことが分かりました。

 しかしすでにプレミア価格となっており、8万円、11万円、14万円と、気軽には手が出せない値段となっていたのです。それでもあきらめきれず、毎日Amazonをチェックしていたある日、運のいいことに定価で発売されている「ホットショット」を見つけ、30秒ほど悩んで購入を決めました。それでもプロポなどの付属品込みで約4万円は、大人になってもだいぶ迷うお値段だったのです。昔、買ってくれた親にはあらためて感謝したいと思います。

 数日後に到着したホットショットの箱は、復刻版とはいえ、ほぼ記憶のなかそのままで、見た瞬間に子供のころの感動が衝撃のように蘇ってきました。これをいまの自分に組めるのかはわかりませんが、なんとしても時間を捻出し、組み上げ、そして走らせてみたいと思います。

(早川清一朗)

※引き続き、「大人のRCカーライフ」をテーマに、「ホットショットの組み立て」「ホットショットを走らせる」「専用コースで走らせる」「改造してみる」といった内容で記事を掲載していきます。ご期待下さい。

【画像】開封の儀! 「ホットショット」憧れのRCカーのパーツたち(4枚)

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