『剣盾』の「バトル」が今一番熱い理由 新ポケモン「レジエレキ」のシンプルな強み
Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』の有料追加ダウンロードコンテンツ第二弾「冠の雪原」が配信されたことにより、オンライン対戦「ランクバトル」は佳境を迎えました。過去作で暴れてきた「ポケモン」たちが対戦の新しいトレンドを引っ張るなか、新ポケモン「レジエレキ」に注目が集まっています。
「ポケモン」史上”最速”の「レジエレキ」
Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下、ポケモン剣盾)が2019年11月15日(金)に発売されてから約1年。2020年11月1日(日)よりオンライン対戦「ランクバトル」は、”一番熱い”局面に突入しました。
“一番熱い”と表現したのは、有料ダウンロードコンテンツ第二弾「冠の雪原」の配信に伴い、過去シリーズのオンラインバトルで暴れてきた多くの「ポケモン」たちが『ポケモン剣盾』に実装されたことが理由です。
「ランドロス」を始めとする「伝説のポケモン」や、前作ニンテンドー3DS用ソフト『ポケットモンスター サン・ムーン』から登場した「ウルトラビースト」たち。「カイリュー」や「メタグロス」など、過去シリーズの「チャンピオン」の相棒でもあった「ポケモン」が一挙に使用できるようになった今こそ、『ポケモン剣盾』の「ランクバトル」は本番を迎えた、とも言えます。
歴戦の猛者たちに対し『ポケモン剣盾』から登場した新しい「ポケモン」たちをどう戦わせていくかといった議論も、ファンの間では活発に行われています。なかでも「冠の雪原」で初めてお目見えした「レジエレキ」に注目が集まっています。
「ポケモン」それぞれの能力や特徴によって、さまざまな戦いの”型”を編み出すことが求められる「ポケモンバトル」ですが、「レジエレキ」の”強み”は非常にシンプル。「レジエレキ」は全てのポケモンのなかで一番高い”素早さ”数値を誇っており、(原則)誰が相手であったとしても、ほぼ確実に先手を取ることができるのです。
少し細かい話になると、ターン制で交互に「技」を繰り出す「ポケモンバトル」において、先手を取れることは大きなアドバンテージです。どんなに強い攻撃を繰り出そうとしても、先に相手に倒されてしまえば後手の「ポケモン」は行動不能になってしまいます。最後のターンで先に動いた方が勝ち、といった試合展開になるケースも珍しいことではありません。
シンプルな分、戦い方が読まれやすい難点もありますが、シンプルだからこそ相手の思惑の裏をかくこともできます。どちらにせよ、とがった性能を持つ「レジエレキ」は注目株の一体と言えるでしょう。
とは言ったものの、「冠の雪原」以降に実装された「ポケモン」たちが「ランクバトル」で使えるようになったのは最近のことです。 今作からの「ダイマックス」システムや、新しい「技」に「アイテム」、また新旧の「ポケモン」の組み合わせ方によっては、今後思いもよらなかった「ポケモン」が脚光を浴びるかもしれません。
(ふみくん)