『鬼滅の刃』愛すべき脇役5人 トレンドを独占した「サイコロステーキ先輩」
サイコロステーキ先輩、「那田蜘蛛山編」地上波放送で話題をかっさらう
●累に刻まれた隊士(CV:坂泰斗) 人気投票:35位
「週刊少年ジャンプ」誌面での表記は上述のとおり「累に刻まれた隊士」で、本名は明らかにされていません。公式ではない「サイコロステーキ先輩」のほうが有名な人物です。
那田蜘蛛山で十二鬼月の累と遭遇した炭治郎の前に唐突に現れたのが彼。那田蜘蛛山に入った隊士たちが次々と命を落としている状況にもかかわらず、「こんなガキの鬼なら俺でもやれるぜ」と余裕しゃくしゃくの様子。もしかすると仲間とはぐれ状況を把握していないのか……と思いきや、「隊は全滅状態だが」というセリフから認識はしているらしく「俺は安全に出世したいんだよ」「そこそこの鬼を一匹倒して下山するぜ」とフラグを積み上げてしっかり回収してくれます。
前触れもなく登場し、累に一瞬にしてサイコロステーキのように切り刻まれて退場。さらに炭治郎は累を前にして先輩どころではなく、何も触れられないまま彼の出番は終わります。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開翌日である2020年10月17日に「土曜プレミアム」(フジテレビ系)で「那田蜘蛛山編」が放送された際、彼が登場する前からTwitterのトレンドワードに「サイコロステーキ先輩」があがりました。登場シーンは約40秒ほどだったのにもかかわらず、トレンドの上位をキープ。登場シーンがカットされるのでは……という危惧がされていたものの「カットされたけれどカットされなかった」という迷言がつぶやかれました。
余談ではありますが、小学生と思われる女の子ふたりが道を歩きながら「うずいてんげん!」「すま!」「まきを!」と『鬼滅の刃』キャラの名前を言い合う遊びをしているのを見て微笑ましい気持ちになった筆者ですが「サイコロステーキ先輩!」「キャハハハッ」と終わったのには驚きを隠せませんでした。小学生が俗称をどこで知ったのかとても気になるところです。
●村田(CV:宮田幸季) 人気投票:25位
最後に、人気投票結果発表ページに名だたる顔ぶれとともに登場した、鬼殺隊士の村田。初登場は那田蜘蛛山で、「応援に来ました」と炭治郎が声をかけ「なんで柱じゃないんだ!」と返して伊之助に殴られた人物です。鬼の術によって体の自由を奪われ、同士討ち状態になっている隊士たち。炭治郎は隊士たちが蜘蛛の糸で操られていることに気づき、伊之助はその鬼の居場所を察知。村田はとっさに「ここは俺に任せて君も先に行け!」と叫びます。
「死亡フラグ」のテンプレートのようなセリフを口にしながら、生き延びた村田。鬼のそばにはさらに強い力で操られている隊士もいると考え、炭治郎と伊之助のふたりで行かせるなど、判断力も剣士としての能力も実はかなり高いのではないでしょうか。鬼の術で服を溶かされて全裸になってしまうという、サービス……ならぬギャグシーンも彼の存在感を際立たせました。
戦いのあと、炭治郎を見舞う気遣いも見せた村田。まだアニメ化されていないエピソードでも彼にまつわる印象的なシーンがあります。
額の真ん中で分けたサラサラヘアが印象的な村田は、椿油を使っています。初恋の女の子に「髪がきれい」と言われてから髪の手入れに余念がないという設定も。
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性格、外見、能力、そしてバックボーンも個性豊かな『鬼滅の刃』のキャラクターたち。スポットライトを浴びることが多い主要キャラクター以外にも愛着のわく人物が次々と登場するのも「鬼滅人気」の理由のひとつかもしれません。アニメ版ではほんの数分の登場でも実力派声優が起用されているのも注目点です。まだ映像化されていないエピソードにどんな声が吹き込まれるのかも楽しみにしたいですね。
(マグミクス編集部)