【漫画】夢を叶えるまでに20年かかるかも…別れを予感させる言葉に彼女の返答は?
カンケーさんがTwitterで公開した『漫画バカと変な奴』は、漫画家を目指す井上くんと、恋人の大島さんの1シーンを描いた創作マンガです。編集者に「才能がない」と言われた井上くんは、大島さんの未来を気遣って別れを切り出そうとしているようですが……。
漫画家を目指す彼と、ただ近くにいてくれる彼女

カンケーさん(@kank06020602)の『漫画バカと変な奴』では、漫画家になる夢を追う主人公の井上くんと、それを近くで見守る彼女の大島さんの、魅力的な関係性が描かれています。編集者に「才能がない」と言われ、「漫画家になるのは20年くらいかかるかも」と考えた井上くんは、大島さんを気遣って別れを切り出そうとしますが……。
“変な奴”の大島さんの返答は読者にも刺さったようで、「ホントに良い子」といった感想が寄せられていました。また、ふたりの一見すると淡々とした会話や仕草も「すごく素敵な関係だ」「サラッとそういうセリフが出てくるところが尊い」と、多くの読者に好まれているようです。
作者のカンケーさんに、お話を聞きました。
ーーカンケーさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
小さい頃から絵を描くのとマンガを読むのが好きだったので、中学生くらいから漫画家を目指し始めました。でも、高校までは絵を描いてもマンガは描いておらず「これではまずい……」と思い、逃げ道を断つためにマンガの専門学校に入り、そこからマンガを描き始めました。
ーー今回の作品のストーリーは、どのように思い付いたのでしょうか?
ヒロインの大島さんについて「こんな子がいたらいいなぁ……」という思いで描き始めました。Twitterでマンガを描いてるうえで、読んで下さった方たちが「次の話も待ってます!」などと言って下さると、やっぱりとてもうれしくて……そんな存在が1番近くにいてくれたらいいなぁ、と。こんなうらやましい環境にいる分、主人公の井上くんには頑張ってもらいたいですね(笑)。

ーーふたりの関係性を表現するために、キャラクターの描き方やセリフで何か工夫したことなどはありますか?
このふたりは付き合ってこそいるものの、傍から見ると「本当に付き合っているの?」と思うくらいサバサバしている感じに描きました。意外にそういう人たちの方が、強い信頼で結ばれてる気がするので。最後のページのセリフは、ふたりの強い信頼を象徴するひと言なので、そこが一番悩みました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。
コメントは全てうれしいのですが、「こういう女の子と結婚したい!」という感想をいただいて……僕も描きながら同じことを思っていたので、特にうれしかったです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
今はラブコメ中心で描いていますが、ほかのジャンルにも挑戦してみたいなと考えてます。ミステリーやホラーなど……ぜひお楽しみに!
(マグミクス編集部)