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5周年のアイドル育成ゲーム『あんさんぶるスターズ』が女性たちに「刺さる」5つの理由

男性アイドルを育成するアプリゲーム『あんさんぶるスターズ(通称あんスタ)』が、2015年の配信スタートから5周年を迎えています。多くの女性ファンの支持を得て、2019年にはTVアニメが放送、舞台化も実現しています。同作が女性に支持される理由はどこにあるのでしょうか。

自分の「推し」を見つけて感情移入しやすい

『あんさんぶるスターズ!!』登場キャラクターが集合するビジュアル  (C) 2014-2019 Happy Elements K.K
『あんさんぶるスターズ!!』登場キャラクターが集合するビジュアル  (C) 2014-2019 Happy Elements K.K

『あんさんぶるスターズ(通称あんスタ)』というコンテンツをご存知でしょうか? ひとことでいうと、男性アイドルを育成するアプリで、リズムゲームでもあります。2015年にリリースされ、今年2020年で5周年を迎えました。数あるアイドル育成ゲームのなかでも多くの女性ファンを獲得し、リアルライブやアニメ化、舞台化も実現している『あんスタ』が女性ユーザーに支持される理由は、5つの要素で考えることができます。

(1)登場キャラクターとユニット数・楽曲の多さ。自分の「推し」を見つけやすい

 登場キャラクター(アイドル)は全員で49人、ユニット数も14あるため(1人だけのソロユニットもあります)、選択の幅が広く、自分好みの推しキャラ・推しユニットが見つけやすいです。人によっては複数の推しキャラ、推しユニットがいることも。キャラクターの性格や過去も丁寧に描かれており、感情移入しやすいのも特徴です。

 楽曲の数も多く、各ユニットがアルバムを出せるくらいの曲数が揃い、曲とダンスのクオリティも高く、和風からロック調までバリエーションも豊かです。アルバムには各キャラの性格や背景に沿ったソロ曲も収録されています。現在も各ユニットから新曲が発表されています。

(2)大御所から若手まで「歌う声優」が大集合。声優ファンも楽しめる

 登場キャラクターが49人と多いため、声優も48人います(うち1人は2役担当)。緑川光さんのような大御所から期待の若手まで、有名声優が大集合していて、「この人も?」と驚くことも。ユニットの曲も声優自身が歌っているのも注目ポイント。みなしっかり練習を積んでいるため歌がうまく、声優ファンの人も楽しめるでしょう。

(3)アプリが2種類、リズムゲームをしなくても楽しめる

 2020年3月にアプリがリニューアルするまではひとつのアプリで、夢ノ咲学院という高校をはじめ、いくつかのアイドルを育成する学校を舞台にした高校生の物語でした。

 リニューアル後は、アイドル育成+リズムゲームを含んだ「ミュージック」と、アイドル育成+ストーリーを読む「ベーシック」の2種類となり、どちらかだけでも遊べますし、両方プレイするのも可能です。

「ミュージック」は、ユニットの各メンバーがCGライブで曲に合わせて華麗に踊ります。曲もどんどん追加されていて、レベルも4段階あり、リズムゲームとしても長く楽しめます。「ベーシック」は、ベーシックは過去に配信された高校生時代のストーリーも読めるようになっています。リズムゲームはしたくないが作品の世界観やアイドルの物語に没入したい……といった人も楽しめるでしょう。

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