氷のようにクールなジャンプ作品キャラ7選。時には主役以上の人気も獲得?
燃え上がる炎のように熱いキャラクターが物語の中心になることが多い「週刊少年ジャンプ」作品ですが、それとは対象的な性格のクールなキャラクターたちも人気を集めています。冷静沈着、どんな時でも動じない、時にはそこからギャップも見せる……。そんな魅力を持った「氷のようにクールなジャンプキャラ」を7人紹介します。
「クールさ」の裏側にある意外な一面に惹きつけられる?
多くの人気マンガを生み出している「週刊少年ジャンプ」でキーワードとなっているのは「友情」「努力」「勝利」という熱い言葉ですが、そんなジャンプ作品のなかで対照的に良いアクセントとなっているのが、冷静沈着でクールなキャラ。時に主人公たちのライバルや敵キャラとして立ちふさがり、違った視点や性格から主人公の成長を支える魅力的なキャラクターが多いです。
今回は、『週刊少年ジャンプ』連載作品のなかから7人の「氷のようにクールなキャラ」を紹介します。
●冨岡義勇(鬼滅の刃)
まずは、今一番熱いアニメ・マンガ『鬼滅の刃』に登場する柱のひとり、「水柱」の冨岡義勇。主人公・竈門炭治郎が初めて出会った鬼殺隊士であり、炭治郎のよき理解者でもある彼は冷静沈着で、十代にして“水の呼吸”を極めた天才剣士。普段から口数が少なく、その寡黙さもかっこよさのひとつですが、実際は「コミュニケーション下手」という弱点でもあります。
時には言葉の足りなさから誤解を生んで仲間と口喧嘩になってしまったり、「みんなに嫌われている」と指摘されたりしますが、炭次郎をはじめ親しい関係の人物からは熱い信頼を得ているはず。くじけそうになる炭次郎に一喝した名シーンなど、クールでありながら鬼を退治することに対しては熱い想いが見え隠れするのも、魅力的なギャップです。
●轟焦凍(僕のヒーローアカデミア)
アニメ5期の放送を2021年に控え、『鬼滅の刃』と同じく人気旋風を巻き起こしている『僕のヒーローアカデミア』では、炎と氷を巧みに操る能力を持つ、轟焦凍がクールなキャラとして外せない一人です。
感情を表に出すことが少ない彼は、入学当初から周りのクラスメイトとほとんど会話を交わすこともなく、典型的な一匹狼という立ち位置でしたが、仲間と数々の困難を乗り越えていくたびに徐々に周りと打ち解けるようになっていきます。彼も周りの登場人物と同じく、熱い気持ちを持ってヒーローを志しているひとり。周りへのさりげない気遣いやちょっぴり天然な一面も、人気の理由になっているのかもしれません。
●跡部景吾(テニスの王子様)
主人公・越前リョーマや手塚国光、不二周助などの天才キャラが熱い戦いを繰り広げる『テニスの王子様』ですが、対戦相手に一切の感情を悟らせず、クールなプレーを展開する氷帝学園の天才・跡部景吾は、氷のようなイメージにぴったりです。
文字通り、自分の眼力を氷の柱に見立て、相手の死角を捕らえる「氷の世界」という技も持っており、自他ともに認める美技を決めた後の「俺様の美技に酔いな」という決めゼリフも彼の代名詞になっています。ナルシストで、跡部財閥の御曹司、帰国子女という背景からも、根っからのエリートの印象も強いですが、実は大変ストイックな性格で、英国時代に苦汁を舐めてきた過去をバネに這い上がってきたという、努力家な面もあります。