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アニメに出ないが色々あった「シャア専用MS」。まさかの専用ガンダム、そしてグフも?

まだ立体化されていない! 幻のシャア専用MSたち

ゲームブック『機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星』(勁文社)に、幻の「シャア専用MS」の1機が登場している
ゲームブック『機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星』(勁文社)に、幻の「シャア専用MS」の1機が登場している

 ここからはあまり知られていない、マイナーなシャア専用MSをご紹介します。

 まずは月刊誌「冒険王」でコミカライズとして掲載されていたマンガ版に登場したアッガイ。シャア専用MSというわけではなく、一般用と同じカラーリングのようで厳密には専用機ではないかもしれません。ジャブロー潜入時に搭乗していました。対決したアムロは、その動きからシャアが操縦していることを見抜く描写があります。

 本来搭乗していたズゴックはどこ? と思う人は多いですよね。実はこのマンガの最終回で、ズゴックはドズル配下のMSとして宇宙戦で活躍します。ちなみにこの最終回ではマ・クベ搭乗のゾックも宇宙で戦闘しています。マンガにする際、削っていたMSを再利用したのでしょう。制約の少なかった時代だからできたオリジナル展開です。

 カラーイラストとして発表されていた「シャア専用グフ」というのも存在します。登場はテレビ放送終了後、ガンダムがブームになった時に発売された絵本のなかでした。

 このグフは他のシャア専用MSと同じ色で塗られています。つまり間違えたというわけでなく、新たに色設定を作成したと思われます。ちなみに最後に空を飛んでアムロの前から去っていきますが、そのことから筆者はこれがグフ飛行試験型のヒントになったのでは?と考えていました。

 シャアはテレビで登場していないMSVにも搭乗したことがあります。それが「シャア専用高機動型ザクII」、いわゆるMS-06R-2です。「最期の赤い彗星」というゲームブックに登場しました。若い方はあまりご存知ない形態の書籍だと思いますが、ゲームブックというのは、読者の選択によってストーリーが変わるゲーム要素を楽しめる書籍です。1980年代中期から後期に流行しました。

 機体の赤は防錆塗料の色で、シャア専用のカラーではありませんが、表紙には颯爽としたその姿が描かれています。ゲーム内ではトワニング操るペズン系MSと戦うという、夢の対決が繰り広げられていました。

 他にも探せばあるかもしれませんが、一年戦争という設定でシャアが搭乗したMSは以上です。振り返ってみると、ジオン軍の代表的なMSにはほとんど搭乗していますね。やはり「シャアが使ったらどんな活躍をするのだろうか?」という、ワクワクするような想像が幻のシャア専用機を生んだのかもしれません。それだけシャアは魅力のあるキャラクターなのでしょう。

(加々美利治)

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