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「ゲームマーケット2020秋」コロナ禍でも熱気あふれる会場、開催20年目で新たな課題も

新型アナログゲームのイベント「ゲームマーケット2020秋」が、新型コロナウイルスの影響による2回の開催自粛を乗り越えて、2020年11月14、15日に開催されました。初開催から20年目となる会場は、入念な感染対策が行われる一方で、今後の新たな課題も見えてきました。

開催20周年、感染対策のもと開かれたアナログゲームの祭典

感染対策が行われている、ディライトワークスの試遊ブース(「ゲームマーケット2020 秋」会場にて筆者撮影)
感染対策が行われている、ディライトワークスの試遊ブース(「ゲームマーケット2020 秋」会場にて筆者撮影)

 2020年11月14日(土)~15(日)にかけて、東京ビッグサイトの青海展示棟A、Bホールで国内最大のアナログゲームの祭典、「ゲームマーケット2020 秋」が開催されました。初開催から今年でちょうど20周年を迎えた同イベントは毎年のように規模を拡大しており、初期は数百人だった参加者も2019年には3万人に達しています。

 しかし今年は新型コロナウイルスの影響により、3月の「2020大阪」、4月の「2020春」と2回続けて開催自粛に追い込まれ、出張版として小規模に開催された「2020浅草」を除けば、事実上1年ぶりの開催となりました。

 本イベントを運営したゲームマーケット事務局は入念なコロナ対策を行っており、イベント開催時の収容人数制限に対応するため入場チケットは「事前購入制」に。イベント自体も午前3部・午後2部と分けられ、会場の滞在時間に制限が設けられていました。また午前の部終了後には入場者の入れ替え及び消毒と換気のために1時間が割り振られており、午後に向けて十分な再準備が可能となっていました。

 一般参加者入り口及び関係者入り口では検温と消毒が行われており、建物の出入り口には据え付け型のサーモグラフィーも設置され、担当者が常駐し体温をチェックするなどの対応を行っていました。

会場で目を引いた新作ゲームたち

会場で多くの参加者の注目を集めていた『Dragon Gyas』(「ゲームマーケット2020 秋」会場にて筆者撮影)
会場で多くの参加者の注目を集めていた『Dragon Gyas』(「ゲームマーケット2020 秋」会場にて筆者撮影)

 会場で特に目を引いたのは、アークライトの新作ボードゲーム『Dragon Gyas(ドラゴンギアス)』です。ボードの上で巨大なロボットやドラゴンが戦い、その配下が支援するボードゲームで、巨大なフィギュアやゲームに使用されるコマ、ボードなどが展示されており、多くの来場者が足を止めて見入っていました。

 また、スマホアプリ『Fate Grand/order』で知られるディライトワークスも新作カードゲーム『この天才科学者が首席になれないとでもいうんですか?』を販売。試遊台も盛況で、多くの来場者が係員の説明に耳を傾けていました。

【画像】『ゲームマーケット 2020秋』、感染対策実施でも熱気あふれる会場の様子(10枚)

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