禰豆子役・鬼頭明里が演じるキャラクター3選 演じ分けに驚かされる
『鬼滅の刃』の竈門禰豆子(かまど・ねずこ)を演じる声優・鬼頭明里さんが担当している魅力的なキャラクターたちと、その作品をご紹介します。
鬼頭明里演じるキャラクターたちの幅広さに驚く ツンデレに残念キャラ
鬼になってしまった悲しい現実を背負いながらも、赤い瞳と竹をくわえた愛くるしい姿でファンを魅了するアニメ『鬼滅の刃』の竈門禰豆子(かまど・ねずこ)。そんな禰豆子のかわいさを一層引き立てているのが、彼女の声を担当している声優・鬼頭明里(きとう・あかり)さん。鬼化してからは言葉を話すことはほぼありませんが、その限られた状況下でも感情の伝わってくる表現に声優の実力を感じざるをえません。そこで今回は、禰豆子役の鬼頭さんが演じるキャラクターが登場する作品を3作品、ピックアップしてご紹介します。
●『ブレンド・S』 日向夏帆役
ひとつめは、ちょっと変わった喫茶店「スティーレ」での日常を描く『ブレンド・S』。『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)で連載されている同名のマンガ(著:中山幸)が原作です。アニメは2017年10月~12月に放送されました。
本作品の主人公は、目つきが悪くなかなかアルバイトの面接に受かることができず悩んでいる女子高生・桜ノ宮苺香(さくらのみや・まいか/CV:和氣あず未)。しかし、ひょんなことからある喫茶店の店長をしている外国人・ディーノに一目惚れされ、その喫茶店で働くことに。そこは、従業員がそれぞれある“属性”になりきって接客するというちょっと変わった喫茶店。苺香は目つきの悪さを活かし、“ドS”担当として新たにその仲間に加わることになったのでした――。
鬼頭さんが演じるのは、この喫茶店で働くホール担当の女子高生・日向夏帆(ひなた・かほ)。金髪ツインテールで長身、スタイル抜群の夏帆は“ツンデレ”担当。鬼頭さんの女の子らしい明るく通る声が、「べつにあんたのためじゃないんだからねっ」などツンデレ王道のセリフにピタッと当てはまっており、ツンデレという属性の魅力をグッと高めています。禰豆子とはまた違う魅力のあるキャラクターです。
●『ひとりぼっちの○○生活』 本庄アル役
ふたつめは、人見知りでぼっちの主人公が友達作りに奮闘する『ひとりぼっちの○○生活』。『コミック電撃だいおうじ』(KADOKAWA)で連載されている同名のマンガ(著:カツヲ)が原作です。アニメは2019年4月~6月に放送されました。
本作品の主人公は、「クラス全員と仲良くなるまで絶交」という親友との仲を回復すべく、極度の人見知りながら友達作りに精を出す女子中学生・一里ぼっち(ひとり・ぼっち/CV:森下千咲)。前の席にいた砂尾なこ(すなお・なこ/CV:田中美海)にどうにか声をかけ、ひとり目の友達をゲットしたぼっち。ここからさまざまな暴走や失敗を繰り返しながら、少しずつ友達を増やしていきます。
鬼頭さんが演じるのは、ぼっちのクラスメイトで副委員長でもある本庄アル(ほんしょう・アル)。なこを怒らせ凹んでいたぼっちにアルが声をかけ、それがきっかけで仲良しに。アルは一見なんでもできる完璧な優等生ですが、ハンガーにかかったままの服を着てきたり、何かとアクシデントにぶち当たったりと実は残念な面が多いのが本性。実際は、“本当は残念だけど頑張っている普通の女の子”です。鬼頭さんの演技は、そんなアルのかわいさ、キャラクター性を自然な形で見事に引き出してくれます。