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昭和の子供たちが熱中した「20円ガチャ」 ブームの始まりと終わりを振り返る

今では昭和の思い出のひとつになった「20円ガチャ」。子供たちはハズレが入っていると分かっていても、スーパーカー、ウルトラ怪獣、ガンダムに熱狂しましたが、ブームの終焉は静かに迫っていたのでした。

最初のブームは「スーパーカー消しゴム」だった

懐かしいカプセルトイマシーンのイメージ(画像:写真AC)
懐かしいカプセルトイマシーンのイメージ(画像:写真AC)

 一般的にガチャガチャ、ガチャポンと呼ばれるカプセルトイ自動販売機のことを何と呼びますか? ちなみに「ガシャポン」はバンダイの登録商標、「ガチャ」はタカラトミーの登録商標だそうです(本文では文字数の都合により、ガチャで統一させてもらいます)。

 筆者の地域では、初期のガチャは10円玉を2枚重ねて回す20円のものと、100円玉1枚で回す100円のものがほとんどで、他のものはあまり記憶にはありません。主に駄菓子屋や商店の外にあったものが20円、100円のものも外に置いていた場所はありましたが、デパートの玩具屋や屋上で見かけたイメージです。

 中身はアタリ以外、ミニ本やコマ、バッジにシール、消しゴム人形のようなものでした。筆者の印象に残っているのは後楽園球場が人工芝になった時に出た、「人工芝の切れ端」です(笑)。

 そんな風に、子供心にも「絶対欲しい」と思えるほどのラインナップではなかったのですが、ある時期から急速に射幸心をあおられるものが登場します。それは「スーパーカー消しゴム」です。

 スーパーカーブームの際、ガチャの目玉として登場したスーパーカー消しゴムが、子供たちのコレクション心に火をつけました。当時はこのスーパーカー消しゴムを使った遊びが流行ったことも一因ですが、比較的に安価で数がそろえられるという点が、集めようという気持ちにさせたのだと思います。

 カウンタックなら黄色、フェラーリなら赤といったこだわりで集め始める子供もいましたから、ガチャの中身は数日でなくなることも珍しくありませんでした。筆者が思うに、こうしたコレクション要素があると子供は射幸心をくすぐられ、いつの時代もブームに火がつくものです。

 スーパーカー消しゴム、それが筆者の体験した最初のガチャブームだと思います。

 ガチャですから、なかなか望みのものが出ない。しかし、欲しいものは見えているわけですから、子供たちの熱狂ぶりに拍車がかかるわけです。子供だけに引き際がわからないのも過熱する原因でしょう。

 ちなみに筆者は、中身を入れ換える業者が現れるのを待ち、ビニール袋に入れた消しゴムを見せて「こんなに買っているからひとつくらい選ばせて」とねだっていました。これが、だいたい成功します(笑)。

【画像】みんな大好き!現代のカプセルトイマシーンのたたずまい(6枚)

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