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何かを見つけると飼い主を呼ぶ愛猫 理由はいったい…? 手を伸ばしてみると

漫画家の迷子さんによる描き下ろしエッセイ。生き物などを見つけると、飼い主を呼んでくれる愛猫。ただ、その理由はいまいち分からず……。

飼い主を呼ぶ愛猫のナゾ

何かを見つけると飼い主を呼ぶ猫
何かを見つけると飼い主を呼ぶ猫

 猫は、何か見つけるとたまに呼んでくれる。その何かは、大きめの黄金虫だったり紛れ込んだ雨蛙だったり死にかけのセミだったり色々だ。家の中でも何か見つけると呼んでくれるのだが、まあ生き物との遭遇率はやはり外とかベランダの方が多い。

 見つけたその生き物に何をするでもない。攻撃を加えるわけでもなし、踏むでもなし、食べるでもなし、ただ行儀良く座って見ている。そんな場面に呼ばれたら、自分も一緒に見ないわけにはいかない。これがハチとかヘビであったなら、ほいほい猫を室内に避難させえいえい追い払うとかするのだが、別にそういうものでもない。猫と並んで、一匹とひとりじっとそれを見る。

 これ、楽しいのだろうか。

 静かにうごめいている別の生き物を人と一緒に見るのは、猫的に一般的な娯楽だったりするのだろうか。いや自分は楽しいのだ。生き物好きだし。虫も蛙も嫌いじゃないし、猫はもちろん好きだし。しかしこの場の自分が一体どういう行動を期待されているのか、いまいち分からない。

 そういえば、猫は人間を、狩りのできない愚鈍な猫と認識しているという、嘘か誠かわからない話がある。もしや求められているのは”狩り”なのだろうか?猫に”野生”を示してみせるべきなのだろうか?

 そう思い立ち、呼ばれた機会に、ひっくり返って足をばたつかせている黄金虫に手を伸ばしてみた。すると、スムーズに猫にその手を叩かれた。”狩り”ではなかったらしい。大人しく手を戻す。

 じゃあ、わからん。

 なんなんだろうこれ。

(迷子)

【マンガ】猫が飼い主を呼ぶ理由って? 本編を読む

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