【漫画】新人小説家と遊女の恋 結末を”読者の投票”で決めた物語が話題!
はやり8まいさんが、新人小説家と遊女の恋を描いた作品を発表しました。エンディングを公開する前に、Twitter投票を実施。ハッピーエンドが良いか、バッドエンドが良いかを読者に問いかけ、投票結果を受けたラストシーンが追加公開されています。
Twitter投票の機能を活用した“ラストはあなた次第”の作品
遊女の雪乃に恋をした、駆け出しの小説家の横溝。「私は誰の事も好きにならへん……」と言われながらも、彼女のもとへと毎日通い続けます。そんなある日、雪乃が体調を崩して店から姿を消してしまい……。
はやり8まいさん(@ha8ri8mai)が、創作マンガ『新人小説家と遊女の話』をTwitterで公開しました。この作品では、11ページ分を先行公開したうえで、Twitter投票を実施。ハッピーエンドが良いか、バッドエンドが良いかを読者に問いかけ、その結果を受けてエンディングが追加公開されました。
投票の締め切り前には、多くの読者が「バッドエンドも見てみたい反面、幸せになってほしい反面……」「ハッピーエンド一択」など、それぞれの思い描くストーリーを期待したり迷ったりしながら、“あなた次第”の作品を堪能。後日に公開された結末にも、「全俺が泣いた」「このマンガを描いてくれてありがとう」といった感想が寄せられています。
作者のはやり8まいさんに、お話を聞きました。
ーーはやり8まいさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
マンガを描き始めたきっかけは、落書きのようなものは中学生の頃だったと思いますが、きっちりネームを切って描き始めたのは専門学校に入った20歳頃だと思います。
ーー今回の作品のストーリーは、どのようにして生まれましたか?
趣味でレトロ建築を巡っていて、今回マンガの舞台にした実際にある元遊郭の建物を訪れた時に、何となく頭に描いていたものをマンガに起こしてみました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。
少し重い内容なので、あまり受け入れられないかもしれないと想定していたのですが、その後を曖昧にすることによって、私も考えていなかったようなストーリーを個々で想像して感想をいただけたことに驚き、感動いたしました。
ーーハッピーエンドかバッドエンドかをアンケートで読者に委ねる方法は、相互性のあるTwitterというメディアならではの面白い試みだったと思います。なぜ、この方法を採用することに決めたのでしょうか?
もともと、ほかにもマンガを載せていた時に、前述のような私にも思い付かなかった展開やストーリーをいただけることが多く、それが面白いなと思って取り入れさせていただくこともあったのです。私ひとりで描くより、せっかくTwitterやSNSのような読んで下さる方たちともやり取りできる場所で公開してるので、みんなでストーリーを考えられる方がより面白くなるのではと考え、このような形にしてみました。
ーー実際にこの方法を実行してみて、何か感じたことや発見などはありましたか?
やはり、面白い展開やストーリーを思い付かれる方が多いと感動いたしました! これからもどんどん意見や思い付いたことがありましたら、気軽にリプライをいただけるとうれしいです!
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
毎回は難しいかもしれませんが、今後も今回のような、何か読んで下さる方と一緒にできるようなマンガを思い付けば、どんどんチャレンジしてみたいなと思います!
(マグミクス編集部)