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【漫画】もう合鍵!? 不思議な男女の関係…毎日俺のみそ汁を飲みに来ないか!?

きたむらましゅうさんが、連載作品『毎日俺のみそ汁を』の再掲載をTwitterで開始しました。ひょんなことから“ミソフレ”になった男女を描いた作品で、女の子が男の子に毎日みそ汁を振る舞われる独特な恋愛マンガです。

みそ汁を振る舞う男子と食べさせてもらう女子

心も温まる、ふたりの関係(きたむらましゅうさん提供)
心も温まる、ふたりの関係(きたむらましゅうさん提供)

 漫画家のきたむらましゅうさん(@mashuTHEKID)が、Twitterでの“リロード配信”として、『毎日俺のみそ汁を』の再掲載を開始しました。大学に進学してひとり暮らしを始めた宇治原小梅が、ひょんなことから同学年の男子の竹之内武士に、毎日みそ汁を食べさせてもらうことになるマンガです。

“ミソフレ”から発展していくふたりの関係性や、バリエーション豊かな毎回のみそ汁の描写も見どころの連載。読者からは「とってもかわいいです」「みそ汁を飲みたくなる」「目から鱗が落ちました。このアプローチ方式使わせていただきます」などの感想が寄せられています。

 作者のきたむらましゅうさんに、お話を聞きました。

ーーきたむらましゅうさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

 高2のときに、漫画家マンガの『バクマン。』に出会ってプロの漫画家になりたいと思いました。それまで描きためていた落書きを作品にして漫画賞に投稿したところ、賞をいただき、その翌年に「週刊少年ジャンプ」の増刊号にデビュー作を掲載してもらいました。当時は読むのも描くのもアクションマンガが好きでしたが、そこから8年の紆余曲折を経て今の形になりました。

ーー『毎日俺のみそ汁を』は再掲作品ですが、制作当時はどのような発想からこのマンガを描くことにしたのでしょうか?

 もともと、後述の『ここほれ墓穴ちゃん』という作品を先に描いていたのですが、もう1本、何か描きたいと思い立ちました。そこから、「読者層は大学生くらいがいいな」「だったら、グルメ系のマンガに挑戦したかったので“自炊”のマンガにしよう」「軸となる料理は、Twitterの短いページで作って食べるまでを描けるみそ汁がいいな」「みそ汁って、“毎日俺にみそ汁を作ってくれないか”のようなプロポーズ定型文もあるよな」「これをうまくラブコメっぽく料理して……」という感じに“こね回して”、お話のベースを作っていきました。

ーー今回、あらためて本作を公開したきっかけは?

 ゆくゆくは個人で電子書籍にまとめて公開をしようと考えておりまして、その制作のモチベーションアップが目的だったり、初公開から1年以上経ったので改めて知らない人に読んでもらえたら……と思って再度公開しました。また、来年にこの作品をルーツに新しいマンガの企画が始まりそうなので、その宣伝を兼ねていけたらという思惑もあります。そちらも『毎日俺のみそ汁を』の続きとともにお楽しみに。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。

 どのメッセージもいつもありがたく受け取っておりますが、作中のみそ汁を再現して下さる方や、自炊をするきっかけになったというリプライをいただくと、自分のマンガが現実の誰かに影響を与えているというのを強く感じられて、とてもうれしかったです。また、再掲に際しては、1度全て読んだ方たちが2周目として楽しもうとしてくれていて、あたたかいなぁと思いました。

『ここほれ墓穴ちゃん』は単行本も発売中(KADOKAWA)
『ここほれ墓穴ちゃん』は単行本も発売中(KADOKAWA)

ーーきたむらましゅうさんのマンガでは、『ここほれ墓穴ちゃん』の最新巻として第8巻も発売されました。よろしければ、こちらの作品についても、あらすじや見どころを教えて下さい。

『ここほれ墓穴ちゃん』は、墓穴を掘って自滅していくかわいい彼女の墓穴ちゃんと、その自滅を見守る“確信犯彼氏”の墓守くんを描いた、同棲カップル覗き見マンガです。こちらもTwitter発のマンガでして、「電撃ツイッターマガジン」(@dentsuma)にて連載をしております。

 先日、その最初の話をボイスコミック化していただきました。YouTubeで公開されていますので、初めましての方は、ぜひそちらをご覧いただければ幸いです。ちょっとエッチですが、ふたりの日常や小さなドラマを楽しめるマンガで、ほっこりほのぼのが好きな方にはオススメです。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 Twitterを中心に2年ほどマンガを描いてきたことで、今度は4ページより長いマンガを描きたいと思っていまして、少し外の世界へ羽を伸ばしていこうかと考えております。ただ、そうは言っても、僕はTwitterで漫画家の卵からひな鳥へかえしてもらったようなものなので、親鳥の温もりを求めて、今後も羽を休めるようにTwitterにもマンガを上げていこうと思います。

(マグミクス編集部)

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