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トラウマレベルの展開に驚き、アニメ衝撃の最終回3選 あなたは受け止められるか…?

アニメ作品の評価は、最終回で大きく左右されることもしばしば。特に「名作」と呼ばれる昔の作品には衝撃的な終わり方をするものもあり、現在でもその評価は分かれています。放送当時は議論が巻き起こり、あとになって再評価された作品も。この記事では、そんな衝撃の最終回を3作品からご紹介します。

ありなの?『エヴァ』『ベルばら』『Zガンダム』の最終回

 名作と呼ばれるアニメのなかには、衝撃的な最終回が繰り広げられた作品もあります。悲劇的な展開や難解なラストなどその評価はさまざまですが、一度見たら忘れられない、印象深い経験になることでしょう。この記事では、そんな衝撃の最終回を3作品からご紹介します。SNSでも「未だによく分からない人多そう」「こんなに戦慄した最終回はこのアニメだけ」と評判です。取り上げるタイトルは『新世紀エヴァンゲリオン』『ベルサイユのばら』『機動戦士Ζガンダム』の3作。ネタバレを見たくない方はご注意ください。

●『新世紀エヴァンゲリオン』最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」

『新世紀エヴァンゲリオン』画像はBlu-ray STANDARD EDITION Vol.2(キングレコード)
『新世紀エヴァンゲリオン』画像はBlu-ray STANDARD EDITION Vol.2(キングレコード)

『新世紀エヴァンゲリオン』は、アニメスタジオ「GAINAX」の原作によるオリジナルアニメです。アニメブームのきっかけとなった作品のひとつであり、2007年から全4作の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズが順次公開されています。この作品の衝撃の最終回は、最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」です。

 2016年、始まった「人類補完計画」の過程で碇シンジ(いかり・しんじ/CV:緒方恵美)は自分の不安と向き合います。「自分はなぜ生きているのか」と葛藤するシンジに、葛城ミサト(かつらぎ・みさと/CV:三石琴乃)や惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・あすか・らんぐれー/CV:宮村優子)、綾波レイ(あやなみ・れい/CV:林原めぐみ)たちがどこかシンジを責めるような口調で次々と対話します。「僕って何なんだ!」と悩んだり、エヴァに乗ることのない別の世界線を体験したりした結果、「僕はここにいてもいいんだ!」と気付くシンジ。すると、いつの間にか周りにいた皆が拍手しながら「おめでとう」とシンジを祝福します。シンジはその好意を「ありがとう」と受け取り、「そして、全ての子供達(チルドレン)に おめでとう」というテロップと共に、物語は幕を閉じました。

 物語の結末に向けて細部にわたる設定や数々の伏線が用意されていた本作ですが、最終話(第26話)ではシンジの心象風景の描写がほとんどであり、難解なラストに当時議論が巻き起こりました。アニメの合間に実写や文字、台本の一部などが挟まれ、「エヴァ」に乗らないパラレルワールドも繰り広げられるなど、かなり独特な表現が目立った最終話です。その感想はSNSでも「意味不明すぎて怖かった」「いろんな意味で衝撃だった」と語り継がれており、アニメ『銀魂』第150話で展開が酷似したパロディが行われたほどでした。なお、劇場版『Air/まごころを、君に』(第25話・第26話)やマンガ版では、テレビ版とは別の結末が描かれています。この作品は、「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『ベルサイユのばら』第40話「さようなら、わが愛しのオスカル」

『ベルサイユのばら』画像はBlu-ray BOX
『ベルサイユのばら』画像はBlu-ray BOX

『ベルサイユのばら』は、同名マンガ(著・池田理代子)を原作としたアニメで、放送終了から40年以上経つ現在でもバラ園とのコラボや永久保存版冊子の発売が行われるなど、長く愛されている作品です。この作品の衝撃の最終回は、第40話「さようなら、わが愛しのオスカル」です。

 フランス革命の始まりに向け、アンドレ・グランディエ(CV:志垣太郎)と共にフランス君主に仕える近衛兵を辞め、民衆側に移ったオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(CV:田島令子)。しかし、アンドレを失った悲しみに暮れるオスカルは、持病の悪化で体調も悪くなってしまいます。アラン・ド・ソワソン(CV:山田俊司)の励ましにより、なんとかバスティーユ牢獄の襲撃に参加したオスカル。しかし敵の凶弾により倒れたオスカルは「アデュウ」と言い残し、バスティーユ牢獄陥落の1時間前に絶命してしまったのでした――。

 本作では、最終回に向かうにつれ次第に暗い展開になっていきます。余命半年を宣告されたオスカルに、アンドレの失明。ふたりの身分違いの恋がやっと成就したと思いきや、敵の銃弾に撃ちぬかれ、アンドレは亡くなってしまいます。最終回では撃たれたオスカルが奇跡的に復活することもなく亡くなり、フランス革命の行く末が描かれます。悲しい展開ではあるものの、史実に基づいた物語で歴史も学ぶことができます。原作とアニメ版では設定や展開がかなり異なるため、気に入った方はぜひ原作と読み比べてみることをおすすめします。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

●『機動戦士Ζガンダム』第50話「宇宙(そら)を駆ける」

『機動戦士Ζガンダム』画像はメモリアルボックス Part.I(バンダイビジュアル)
『機動戦士Ζガンダム』画像はメモリアルボックス Part.I(バンダイビジュアル)

『機動戦士Ζガンダム』は矢立肇氏原案・富野由悠季氏原作のアニメで、不動の人気を誇るSFアニメ「ガンダム」シリーズのひとつです。2005~2006年には劇場映画三部作『機動戦士Ζガンダム A New Translation』が公開されるなど、近年もその人気ぶりは変わらず愛されています。この作品の衝撃の最終回は、第50話「宇宙(そら)を駆ける」です。

 ジオン残党狩りを目的とする「ティターンズ」、反地球連邦組織の「エゥーゴ」、ジオン残党勢力「アクシズ」の三つ巴の戦いは、最終局面を迎えていました。ティターンズのパプテマス・シロッコ(CV:島田敏)とエゥーゴのカミーユ・ビダン(CV:飛田展男)、シャア・アズナブル(CV:池田秀一)、アクシズのハマーン・カーン(CV:榊原良子)が銃を手に乱闘。最後に一騎打ちとなったシロッコとカミーユは、カミーユの一撃で幕を閉じ、シロッコは「貴様の心も一緒に連れて行く……」と言い残して倒れたのでした。勝ったかに思われたカミーユでしたが、明らかに様子がおかしくなっています。カミーユは生き残ったものの、精神崩壊を起こしてしまったのでした――。

 主人公が精神崩壊してラストを迎える作品は珍しく、当時視聴者の間でかなりの波紋を呼びました。カミーユが精神崩壊した理由は、シロッコの最後のひと言の悪意を自分の精神に取り込んでしまったこと。主要人物が次々と倒れ、誰も幸せにならない結末でありながら、カミーユはこのシーンで作中一番と言っていいほどの笑顔を見せました。なお、前作『機動戦士ガンダム』ではライバル同士であったシャアとアムロ・レイ(CV:古谷徹)が共に戦ったり、激突する3大勢力は一概に善悪で分けられずそれぞれに信じる正義があったりと、最終回以外にも見どころが多くあります。数ある「ガンダム」シリーズの中でも、かなりの人気を誇っている作品です。この作品は、「Netflix」「バンダイチャンネル」「U-NEXT」などで見ることができます。

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 作品名や展開は知っていても、実際に見たことのない最終回もありますよね。未見の方はもちろん、リアルタイムで見ていた方も、今改めて見直すとまた違った感想を抱くかもしれません。気になる最終回があった方は、週末や年末年始にぜひご覧ください。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

【画像】結末は自分の目で…ネタバレはまだ早い、トラウマ最終回アニメ

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