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FC版『ファミリートレーナー』を入手! 遊んでみたところ、致命的な問題が…

12月17日に発売されたNintendo Switch用アスレチックゲーム『ファミリートレーナー』。そのルーツは、1986年にバンダイ(現・バンダイナムコエンターテインメント)が発売した体感コントローラー『ファミリートレーナー』にあります。令和の時代に懐かしのアイテムを引っ張り出してみました。

ファミコン版『ファミリートレーナー』

『ファミリートレーナー』(画像:筆者提供)
『ファミリートレーナー』(画像:筆者提供)

 最近、昔から欲しかったファミコン版の『ファミリートレーナー』を入手しました。子供の頃に買ってもらえなかったものを自力で購入し、かつて満たされなかった想いにひとつひとつ決着を付けていくのは大人の特権でしょう。

 ファミコンに接続してカセットを差し込み、電源を入れてサウンドを耳にした時、懐かしい思い出がぶわっと頭のなかに広がっていきました。ファミコン特有の8bitサウンドは、初めてプレイするタイトルであったとしても、どこか懐かしい響きを持っているのです。

 画面に映し出されたタイトルは、『ファミリートレーナー アスレチックワールド』。コントローラーに同梱されていたカセットなので、おそらくかつて『ファミリートレーナー』を遊んでいた方にとっては、最もなじみが深いタイトルでしょう。

 早速「ビギナー」でプレイを開始してみましたが、子供の頃なら簡単にひょいひょいと越えられたであろうハードルも、40歳を過ぎた筆者にとっては一つ一つが難関です。ひっかかって転んでは画面のなかのキャラクター同様に息を切らし、ジャンプしては尻もちをつき、画面下の亀とどっこいどっこいの速度で進む始末でしたが、それでも慣れれば慣れるほどにスムーズに動けるようになっていきました。

 猪に追いかけられては追突され、坂を登ろうとしては転がり落ちるなど大苦戦しながらも、しばらくの間は床をドタドタと踏み鳴らしながら遊んでいましたが、古い物だけあってボタンの接触がそれほど良くはなく、体力も尽きてしまったので1時間ほどで終わりにしました。子供の頃の体力があったら無限に遊べたとは思いますが、足で直接マット状のボタンを押す形式なのでどうしても足音が大きくなってしまいます。当時も騒音が問題になり、手でボタンを押していたという話も聞いています。『ファミリートレーナー』を遊んでいて、お母さんに怒られた記憶を持つ方も多いのではないでしょうか。

【画像】今遊んでも楽しいが、大問題がある『ファミリートレーナー』

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