『あつ森』の「クリスマスイブ」イベントが心にしみる 温かな思い出となった理由は?
2020年12月24日(木)、『あつまれ どうぶつの森』でも「クリスマスイブ」イベントが催されました。プレゼントを心待ちにする住民のため配達に奔走、そのお返しとしてサプライズプレゼントが用意されていた本イベントは、人との接触を控えなくてはならない今年の冬にふさわしい、温もりを感じることのできる内容でした。
『あつ森』のクリスマス 人と会えないコロナ禍だからこそ、温もりにグッときた
2020年12月24日(木)、Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下、あつ森)でも「クリスマスイブ」イベントが催されました。サンタさんからの粋なプレゼントに”ほっこり”したプレイヤーも多かったのではないでしょうか。
イベントは、当日島にやってきた「どうぶつの森」シリーズの人気キャラクター、黒鼻のトナカイ「ジングル」と一緒にクリスマスを盛り上げるという内容でした。
「クリスマスなラッピングペーパー」を「DIY」で作成、サンタのコスチュームに着替えたプレイヤーは、住民たちにプレゼントを配達するため島を駆けまわります。イベントを進めるなか、住民からお返しのプレゼントをもらう機会もあるため、『あつ森』のクリスマスイブは、プレゼント交換の場としても楽しむことができました。
今回のイベントは、見返りを求めず住民にプレゼントを贈れることに特徴があったのではないでしょうか。
実は、住民へプレゼントを贈れる機会は今回のイベントだけではなく、原則1日1回、年中用意されています。ですが、何でもない日にプレゼントを贈ることは、否が応なしに打算的な考えが頭をよぎってしまいます。
住民に着てもらいたい「服」を贈れば、その場で着用してくれることもありますし、”友好の証”としてもらえる「しゃしん」はプレゼントのお返しでゲットできるレアリティの高い特別なアイテムでもあるからです。
もちろん「クリスマスイブ」イベントへの参加も「限定アイテム」ゲットへのモチベーションがないと言えば嘘になるのですが……。 イベントを進めていくなかで見られる、クリスマスプレゼントを心待ちにする住民たちの無垢な笑顔がとにかく”かわいらしい”のです。
いつしか純粋な”ギブの精神”のみでサンタを全うする使命感に駆られてしまったプレイヤーも少なくないことでしょう。
人に会いづらいコロナ禍の2020年、プレイヤーに寄り添ってくれたのは間違いなく『あつ森』の住民たちでもあります。「クリスマスイブ」イベントは、今年の感謝を素直に伝えられるイベントだったとも考えられます。
また、このイベントは、日をまたいだ25日にもサプライズが用意されていました。イベントの途中、「ジングル」からもらえる「クリスマスなかべかけソックス」のなかには「ジングルのしゃしん」がプレゼントとして入っていたのです。
先述の通り、”友好の証”としてもらえる「しゃしん」はレアリティの高いアイテム。ましてや1年に1回しか現れない「ジングル」の「しゃしん」は、イベントに参加した多くのプレイヤーを喜ばせることになりました。
純粋な気持ちでプレゼントを配り、翌朝自分にもサプライズプレゼントが用意されている……。まだまだ人との接触を控える必要のある、2020年の年末。『あつ森』の「クリスマスイブ」イベントは心から温もりを感じられた、今年の冬に相応しいイベントだったと言えるでしょう。
(ふみくん)