『ONE PIECE』感動の名シーン3選 1000話到達で涙腺崩壊しそう!
「週刊少年ジャンプ」での連載開始から23年……2021年1月4日発売号でついに第1000話を迎える『ONE PIECE』。読者に感動を与えてきた物語のなかから名シーン3選をご紹介します。
友情・努力・勝利を体現する『ONE PIECE』の名シーン
「週刊少年ジャンプ」で1997年から連載がスタートし、2021年1月4日発売号で第1000話を迎える、尾田栄一郎先生によるマンガ『ONE PIECE(ワンピース)』。単行本は累計発行部数が4億部以上、TVアニメ、劇場版アニメともに高い人気を誇る「ジャンプ」の看板マンガとなっています。そんな『ONE PIECE』の数あるエピソードから、多くの人が感動した名シーン3選をご紹介します。
※この記事はコミックス第77巻収録話までのネタバレを含みます。
●麦わら海賊団の一員、ゴーイングメリー号との涙の別れ
東の海から麦わらの一味を運んできたゴーイングメリー号。時にはマストを折られ、時には空を飛び、麦わらの一味の窮地を救ってきました。
しかし水の都・ウォーターセブンにてメリー号はもう寿命だと告げられ、一味を救った最後の航海の後、少しずつ崩れてしまいます。それを見たルフィは、メリー号を自分たちの手で楽にしてあげることを選びました。一味全員で見守るなか、燃えていくメリー号。
その時突然メリー号から声が聞こえてきます。「ごめんね。もっとみんなを遠くまで運んであげたかった……」と。ルフィは、謝るなら上手に扱えなかった俺たちの方だと叫びます。それにメリー号は「だけどぼくは 幸せだった 今まで大切にしてくれて どうもありがとう」「ぼくは 本当に 幸せだった」と応えました。
『ONE PIECE』史に残る名シーンとして、多くのファンから愛されているエピソードです。
●ローと、コラさんの最期
幼いローからは恩人としてコードネーム・コラソンをもじり、「コラさん」と慕われていたドンキホーテ・ロシナンテ。ローの珀鉛病を治すために病院を訪ね歩き、ドフラミンゴからローの病気を治せる「オペオペの実」の取引情報を得て、海軍をも出し抜き、実の強奪に成功。しかし、追っ手から逃げ切れないと悟り、ロシナンテはローだけでも逃がす決意を固めます。
凪(カーム)で音を消したローを宝箱に入れ、「愛してるぜ!!」 と渾身の笑顔(変顔)。能力者が死ねば技の効果が切れるため、致命傷を受けた後も、ローが逃げ切るギリギリまで耐え抜きました。
コラさんが亡くなり、ローの声が島中に響くシーンは、読者の涙をさそいました。
涙なしでは見られない、敵味方を超えた友情
●涙なしでは見られないルフィとボン・クレーの友情
バロックワークスの幹部とともに麦わらの一味の敵として登場したMr.2 ボン・クレー。ですが、戦いのなかで友情が芽生え、ルフィたち麦わらの一味がアラバスタで海軍から追われた際に、囮として助けてくれました。
その後、ルフィはエースを助けるためにインペルダウンへと潜入した際、投獄されていたボン・クレーと再会。ともに脱獄を実行することになります。
インペルダウン脱獄成功のため、ボン・クレーはマネマネの実の力を利用し再び囮としてひとりインペルダウンに残ることを決意。看守長マゼランに化けることで、ルフィたち仲間を逃すことに成功しました。
電電虫が途切れる前にルフィと言葉を交わすシーンは、涙なしでは見られない名シーンとなっています。
(井上椋太)