『鬼滅』炭治郎の「刀投げ」は実際に当たる? リアル「忍者」に聞いて分かった意外な事実
忍者がよく使っていたのは「棒手裏剣」

増田 なるほど……でも忍者といえば「手裏剣」という、投げるのに適した武器がありますよね。
ぶどう 実際は、手裏剣もあまり投げていなかったようです。投げて致命傷を与えるのは難しいですし、戦いの最中はアドレナリンが出るので、手裏剣が1か所刺さったぐらいでは敵は止まってくれません。手裏剣は、投げて使う場合は相手を一瞬ひるませたスキに間合いを詰めて攻撃したり、あるいは逃げたり……といった使い方をしていたようです。
増田 車手裏剣は回転して飛んでいくから、刀を投げるよりは当てやすそうです。
ぶどう 確かに当てやすいのですが、車手裏剣などは製造コストが高く、実際には1~2個を携帯して、投げれば回収するなど、大切に使われていました。実際によく投げていたのは「棒手裏剣」です。こちらは低コストでたくさん用意できますし携帯もしやすいです。