おかしな場所で発見される、愛猫の寝姿「完全に脳が飛んでいそう」
おかしな場所で発見される、愛猫の寝姿「完全に脳が飛んでいそう」
猫をおかしな場所で発見

なんでそんなところにいる、と思うことがある。
猫はどこにでも現れる。どこにもいないと思ったら、どこにでも現れるのが猫なのだろう。朝から開けた覚えもないクロゼットから物音がする……と思ったら砲弾のように飛び出してきたときは一瞬走馬燈が見えた。
いや、そんな風に「動」があればまだいい。たまに「静」の状態でおかしな場所で発見されることがある。壁に向き合っているだとか、半身を扉に挟んだ状態で転がっていた先日なんか、まさにそれだ。なぜそんなポジションで落ち着けるのだろう。寝ているわけでもなく薄目を開けて起きている。たまーに尻尾が揺れる。その顔はまさに宇宙猫と呼ぶのにふさわしく、完全に脳内がどこか遠くに飛んでいっている状態に見える。開閉の狭間はそんなにも思考スポットなのだろうか。
しかし、普段と違う場所が思考スポットというのは少し分かる。集中してプロットやネームをしたいときはどうしても外出しがちだ。はたして猫が考えごとをしているのかどうかは定かではないが、そこがそんなにも良い思考スポットだというのならば利用しない手はない。
壁に向き合ってみる。
扉に挟まって死んだように寝転がってみる。
なーんも思いつかない。
猫になんだこいつみたいな目で見られたものの、追い詰められた人間を哀れに思ったのかちょっと寄ってきてくれた。猫が寄ってきてくれた=Happyなのでもうなんでもいい。検証、大満足。
(迷子)