「RIZIN」出場選手も目指す最高峰「UFC」が舞台のゲームがあった。試合は「ほぼ瞬殺」の謎も
年末といえば、「大晦日の格闘技中継」。2020年の大晦日も「RIZIN.26」の対戦カードがアナウンスされ、注目を集めています。ゲームの世界では、総合格闘技の頂点「UFC」を舞台としたゲームがありました。が、なかなかクセのある内容で強い印象が……?
総合格闘技の頂点「UFC」を舞台としたゲーム

2003年の12月31日に開催された「PRIDE 男祭り」と「ボブ・サップ 対 曙」が瞬間最高視聴率43%を叩きだし、“民放初の視聴率紅白越え”を果たした「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!」による興行戦争から、毎年恒例化されている「大晦日の格闘技」ですが、2020年の年末はいかなる闘いが繰り広げられるのでしょうか?
さいたまスーパーアリーナで12月31日に開催される「RIZIN.26」では、メインの朝倉海選手 対 堀口恭司選手によるRIZINバンタム級のタイトルマッチや、今大会がデビューとなる「K-1の申し子」である平本連選手 対 萩原京平選手、そしてさまざまな方面で物議を醸しているユーチューバーのシバター選手 対 X(2020年12月27日時点で対戦相手は未発表)など注目のカードが目白押しです。
そのような「総合格闘技」において、米国の「UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)」が頂点にあることに異論を挟む格闘技ファンは少ないでしょう。
実際、今回のRIZINでメインに登場する朝倉海選手やデビュー戦となる平本連選手は将来的に『UFC』に挑戦することを表明していますし、堀口恭司選手の評価も2013~2016年にかけての同団体での活躍が大きいと思います。
1993年、第1回大会でのホイス・グレイシーの優勝以来、紆余曲折のなか大会を重ね、2007年には日本の「PRIDE」も買収。世界的なコロナ禍の2020年も11大会が開催され(うち8大会は無観客試合)、同団体はやはり格闘技界の頂点に君臨しています。
その『UFC』を舞台にしたゲームが、今回ご紹介させていただくプレイステーション2用ソフト『UFC2 タップアウト』(2003年・カプコン)です。その出来ばえは……総合格闘技を題材としたゲームにはなぜかゲームバランスが悪いものが多いのですが、この『UFC2』も例外ではなく、ナカナカにパンチの効いた内容となっています。