【漫画】人付き合いが苦手、大学でボッチ “同士”に勇気を出して声をかけたら…
大学時代、人付き合いが苦手だった近藤丸さんは、人を避けて決まった場所でひとり過ごしていました。しかし同じような行動パターンの男性がいることに気付き……。近藤丸さんのターニングポイントとなった出来事に反響が集まりました。
勇気を出したひと言が、人生のターニングポイントに

大学時代、人付き合いが苦手だった近藤丸さん(@rinri_y)は、キャンパス内では人を避け、ひとりで図書館、購買、食堂を行き来して過ごしていました。しかし同じような行動パターンの男性がいることに気付き、何度も会うその男性に、ある日近藤丸さんは思い切って声をかけます……。
僧侶をしながらTwitterでマンガを発表している近藤丸さんが、自身の大学生活について描いたマンガ『私の大学(図書館)生活について』が公開されました。読者からは「分かる」「自分の学生生活もこんな感じだった」「大きな勇気に拍手」「続きが気になる」などの声があがりました。
作者の近藤丸さんに、お話を聞きました。
ーー今回の大学時代のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけはありましたか?
これは、あるマンガの賞に投稿するために描いたエッセイです。ターニングポイントについて描くというお題でしたので、自分の人生においてそういうネタになる話を考えていたのです。自分の大学時代の実話をモデルに描きましたが、一部変えています。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「自分もボッチだったときがあって、その時に同じようにボッチな人に声をかけていたら人生変わっていたかもしれないな」とか、「たったひと言声をかける勇気を持つだけで、人生は変わることがあるんでしょうね」というような感想がありました。あとは、「実際に自分も図書館に通っていて、いつも出会う人と仲良しになったので共感した」という感想もありました。
ーー永井さんとはその後、親しい関係になったのでしょうか?
これについては、続編で機会があれば描いていきたいので、ここでは秘密にさせて下さい。

ーーTwitterで連載中の『ヤンキーと住職』の電子書籍が発売中です。こちらの内容や見どころなどについてご紹介いただけますか?
ヤンキーと住職というふたりの掛け合いによって物語が進んでいくのですけれども、一見仏教に縁遠そうなヤンキーが、めちゃくちゃ仏教に詳しいっていう話です。
読んでいくうちに、いつの間にか仏教用語を覚えられるような感じの作品にしようと思って描いています。仏教がちょっと気になってたという人に、最初の入り口の一冊としてオススメしたいです。
ーーTwitterで精力的にマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?
一番は、マンガを描くことが楽しいということですかね。本来子供の頃って、何か理由があって描いたり歌ったりするわけではなくて、何か知らんけど描く、楽しいから歌ったり踊ったりしてたと思うんですよね。創作もそういう感じだと気付いて、何かのために描くというよりも、描くのが楽しいから歌うように描いているという感じです。
あとは、マンガを読むのも好きで、プロの漫画家の人の作品や、その生き方を見ているとカッコいいと思いますね。こんな素晴らしい作品を創れたら楽しいだろうなと思います。
マンガの教室に通っている時に、講師の編集者の方から、「とにかく初期の段階では、質より量が大切だ」と言われました。自分は比較的遅くマンガを描き始めたので、うまくなるためにはシンプルに練習するしかないと思っています。ですので、何はともあれ、自分より上手な人も毎日何かしら描いているので、自分も描くようにしています。
●近藤丸さん 前回のインタビュー
(マグミクス編集部)