1月10日はハマーン様の誕生日 シャアと対立したのは彼女が“女性”だったから?
1月10日はTVアニメ『機動戦士Zガンダム』及び『機動戦士ガンダムZZ』に登場したキャラクター、ハマーン・カーンの誕生日です。高いニュータイプ能力とカリスマ性を持ち、新興勢力「ネオ・ジオン」の総帥として君臨、地球圏の戦いに介入しました。
ハマーン・カーンは宇宙世紀0067年1月10日生まれ
長くアニメを見ていると、なぜか自然に「様」を付けてしまうキャラクターに出会うことがあります。『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ZZガンダム』に登場したハマーン・カーン(以下、ハマーン)はその代表格と言えるでしょう。
20歳そこそことはとても思えない貫禄、ジオン公国の残党をまとめ上げた政治力とカリスマ、数々のエースパイロットたちと互角以上の戦闘力、そして怜悧な美しさを兼ね備えたハマーン様は、ガンダム世界に数多く存在する女性キャラクターの中でも屈指の存在感を誇っています。声を担当するヴォイスアクター・榊原良子さんの迫力ある声もあいまって、その人気は、初登場から30年以上が経った今なお非常に高いものとなっています。
そんなハマーンは宇宙世紀0067年1月10日に、ジオン公国の高官であるマハラジャ・カーンの次女として生を受けました。この時期のジオンはジオン・ズム・ダイクンとデギン・ソド・ザビの対立が深刻化しており、マハラジャは調整役として尽力していましたが0068年にジオン・ズム・ダイクンが死去し、ジオン公国の実権をザビ家が握ることになります。
ダイクン派の有力者が更迭されるなか、マハラジャはデギンに厚遇され側近となりますが、代償としてハマーンの姉であるマレーネをドズル・ザビの愛妾として差し出すことになり、この一件が彼女の心に暗い影を落としてしまいます。
幼い頃からニュータイプとしての高い素質を見せていたハマーンは、小惑星アクシズに最高責任者として赴任する父親と別れ、ジオンのニュータイプ研究所で訓練を受けることになります。ですが、この時点でのニュータイプ研究はまだ初期段階であり、ニュータイプの能力と生体反応の関係を解明しようとするあまりに思春期の少女に対して過酷な実験を繰り返したため、ハマーンは研究を拒絶するようになっていくのです。
一年戦争が開始された0079年にはマハラジャによりアクシズへと呼ばれるのですが高速艇を使うことはできず、戦争終了から半年以上が経過した0080年の7月にようやく到着、ジオン残党軍と共に過酷な環境での生活を余儀なくされることになります。