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1月10日はハマーン様の誕生日 シャアと対立したのは彼女が“女性”だったから?

シャアとの亀裂を生んだ、女性としての業の深さ

 アクシズでの生活のなかで、ハマーンの心の支えとなっていたのが赤い彗星ことシャア・アズナブルでした。連邦軍のジオン残党狩り部隊との戦いなどを経て徐々に心を通わせていくのですが、情勢は彼女がひとりの少女であることを許さなかったのです。

 宇宙世紀0083年8月11日にはシャアの後押しもあり、病死したマハラジャの後を継いでミネバ・ザビの摂政に就任し、アクシズを率いるようになります。

 しかしこの直後に姉のように慕っていた女性士官ナタリー・ビアンキがシャアと恋愛関係になったことを知らされ激高、ナタリーの元へ向かう不審者の存在に気付きつつも見逃すという業の深さを見せ、シャアとの関係に決定的な亀裂が生まれてしまうのです。

 やがて宇宙世紀の奔流に押し流されるように、ハマーンはアクシズを地球圏へ向けて移動させ、『機動戦士Zガンダム』第32話「謎のモビルスーツ」で旗下のネオ・ジオン軍と共にその姿を遂に現したのです。

 エゥーゴとティターンズ、ネオ・ジオンの三つ巴となった戦いのなか、コロニーレーザーを巡る攻防の際にシャアと遭遇したハマーンは、「私と共に来い!」と未練を覗かせますが拒絶され、パプティマス・シロッコと共に追い詰めますが、最後シャアの乗る百式は爆発のなかに姿を消してしまいます。

 このときハマーンは最後まで「シャア……私と来てくれれば……」と呟いており、思いの深さが伺えるのです。

 その後、戦力の維持に成功したハマーンは地球圏を掌握し、『機動戦士ガンダムZZ』では主人公ジュドー・アーシタの前にマシュマー・セロやキャラ・スーンたち強力な強化人間を従えて、立ちはだかります。

 しかし部下のグレミー・トトの裏切りもあり、急速に戦力を消耗したハマーンは愛機キュベレイを駆りジュドーとの最終決戦に臨み、激闘の末に敗れ「強い子に出会えて……」と言い残し、戦死を遂げてしまうのです。

 ハマーンがガンダムの世界に残したインパクトは絶大であり、OVA『機動戦士ガンダム0083』にも1シーンのみ出演を果たしています。ハマーンを主人公としたスピンオフ作品も製作されており、2020年には雑誌「ガンダムエース」でアパレル会社「ネオ・ジオン」で管理職を務める設定の『アラサーOL ハマーン様』(著:いわさきまさかず)の連載が開始されています。初登場から35年が経過したハマーン様ですが、その活躍はまだまだ続きそうです。

(ライター 早川清一朗)

【画像】ハマーン様の少女時代、髪型が…!

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