『ときメモ』虹野沙希が42歳に 青春を捧げた男性、“三次元”は優しくないと知る…
「ときめきメモリアル ドラマシリーズ」の一番手に抜擢
閑話休題。
さて、『ときめきメモリアル』に登場したヒロインたちのなかでも特に人気があった虹野さんは、外伝作品「ときめきメモリアル ドラマシリーズ」の一番手、vol.1『虹色の青春』のメインキャラクターとして抜擢されます。このドラマシリーズは後に『メタルギアソリッド』を手掛ける小島秀夫氏が製作の総指揮をとり、実製作は小島氏率いる小島組(現・小島プロダクション)が行うなど、極めて力が入った作品となりました。この作品での虹野さんはサッカー部のマネージャーとして後輩の秋穂みのりにも慕われるなど、男女問わず人気があることが伺えます。そりゃそうでしょう、虹野さんですから。サッカー部の補欠選手として虹野さんと一緒に特訓する青春を送りたかったと心底願った方も、きっと多いことでしょう。もちろん筆者もその内のひとりです。
また、当時はまだそれほど盛んではなかったキャラクターソングもシングルが『出会えて良かった』と『涙のエール』の2枚、アルバムも『over the rainbow』と『虹のリトグラフ』の2枚が発売されています。筆者は特に『出会えて良かった』がお気に入りで、社会に出てからもつらい時に何度もこの曲に励まされたことを思い出します。歌はもちろん、虹野さんの声優を務めた菅原祥子さんです。なお、現在の菅原さんは栃木放送で放送されているラジオ番組「祥子のチョット・CHAT・CHAT」でパーソナリティーを務めておられます。放送開始が1996年と『ときメモ』真っ盛りの時代から25年もずっと放送されているのは驚きです。
栃木放送はラジオのネット配信サービス「radikoプレミアム」に加入しているため、全国どこでも聴くことができます。かつて虹野さんにハマった方は、ぜひ一度聴いてみることをお勧めします。懐かしい声の響きが、あなたを迎えてくれることでしょう。
(早川清一朗)