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1月17日は声優・小山茉美さんのお誕生日。演技の転換点となった2人のキャラとは?

本日1月17日にお誕生日を迎えた声優の小山茉美さん。演じてきた多くの人気キャラクターのなかには、ご自身の転換点となった有名キャラがいました。現在も精力的に活動されている小山茉美さんのお仕事を振り返ります。

デビュー直後から「ヒロイン声」で大活躍

小山茉美さんの演じたキャラクターとして広く知られる、アニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレ。画像は「放送35周年記念 Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ! BEST」通常盤(日本コロムビア)
小山茉美さんの演じたキャラクターとして広く知られる、アニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレ。画像は「放送35周年記念 Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ! BEST」通常盤(日本コロムビア)

 本日1月17日は声優の小山茉美さんのお誕生日です。小山さんといえば、有名なベテラン声優のひとり。当然、過去に演じてきたキャラは誰もが知ってるメジャーなものから、意外と知られていないマイナーなものまでさまざまです。舞台女優として芸能活動を始めていた小山さんですが、ほぼ同時に声優デビューも果たし、その才能から声優活動をメインに活動を始めました。

 前述したようにデビュー直後から才能を発揮した小山さんは、次々とレギュラー役を射止めていきます。この当時ですと『大空魔竜ガイキング』(1976年)のフジヤマ・ミドリ、『キャンディ・キャンディ』(1976年)のアニー・ブライトン、『ろぼっ子ビートン』(1976年)のうららちゃんなどが注目を集めていたキャラでしょうか。

 小山さんといえば、透明感のある声がヒロイン役にピッタリで、この後に演じた『アローエンブレム グランプリの鷹』(1977年)の逢瀬すず子は、筆者としては最初に小山さんを意識したキャラでした。

『野球狂の詩』(1977年)、『新・巨人の星』(1977年)という2大野球アニメ作品でウグイス嬢を演じていたことも、このころの小山さんが鈴を転がすようなヒロイン声を中心に活動していたことを物語っています。

 その小山さんの最初の転機となったキャラは、『機動戦士ガンダム』(1979年)のキシリア・ザビでした。キシリアの男顔負けの凛とした演技は、それまでヒロイン役が多かった小山さんのイメージを一変させます。

 そして、この後に演じた『ニルスのふしぎな旅』(1980年)のニルスも、それまでに演じていなかったキャラでした。いたずら好きなわんぱくな男の子。この後を見ても、小山さんの男の子キャラは意外と少ないので、代表的な男の子キャラかもしれません。

 この流れのなかでも、『あしたへアタック!』(1977年)の聖美々、『巴里のイザベル』(1978年)のイザベル、『メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行』(1980年)のミチルなど、さまざまなタイプのヒロインを演じていました。

 そんな小山さんの一大転機となるのが、1981年に巡り合うことになるふたりのキャラです。

【画像】小山茉美さんが演じたキャラクターと作品たち(6枚)

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