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ドラマ『ワンダヴィジョン』は、マーベル作品の未来に影響? 悲しきヒロインの物語

他の作品ともつながる!ドラマで注目したい「謎」

『キャプテン・マーベル』にも登場した、モニカ・ランボーの出演シーン (C) 2020 MARVEL
『キャプテン・マーベル』にも登場した、モニカ・ランボーの出演シーン (C) 2020 MARVEL

 アベンジャーズの一員として映画でも活躍したワンダは、劇中ではテレキネシスやテレパシーなどを使ってましたが、コミック原作では最も強いパワーを持ったヒーローのひとりとも言われています。

 その理由が、“現実改変能力”=今とは違う現実を作り出す力。あらゆる確率をコントロールして、さまざまなな可能性の世界を生み出すことができるというもので、コミックでは自身に不幸が重なったことでその能力を開放し、甚大な被害とともに「アベンジャーズ解散」という事態も引き起こしています。

 他にもにも注目したい「謎」があります。ひとつは、ワンダの隣人として登場する「アグネス」というキャラクター。どの年代にも出てくるという不思議な人物で、マーベルファンの間では「アガサ・ハークネス」という魔女のキャラクターなのでは……と噂されています。アガサはマーベルキャラのなかでも最も古く、最も強力な魔女のひとりで、ワンダとの関係性も深い「魔女裁判の生存者」です。

 ふたつ目は、『キャプテン・マーベル』に登場した少女モニカ・ランボーの登場。成長した姿で出てくる彼女がどのように描かれるのかも注目ポイントです。原作コミックでは2代目キャプテン・マーベルという設定もあり、『キャプテン・マーベル2』への出演も決定しています。

 3つ目は、トレーラーでモニカが付けていたペンダント。このペンダントは剣をモチーフにしており、これは「S.W.O.R.D.」という組織のマークだと言われています。

 原作では、キャプテン・マーベルと密接に関係している機関として知られています。これまでMCU作品に登場し、地球を監視して内部の脅威から地球を守ってきた「S.H.I.E.L.D」に対して、「S.W.O.R.D.」は宇宙を監視して地球外の侵略者や外部の脅威から地球を守る組織です。このことから、『ワンダヴィジョン』はキャプテン・マーベルとのつながりが強い作品になりそうです。

 多くのアメコミ映像作品が公開される2021年の最初に公開されたマーベル作品が、この『ワンダヴィジョン』です。今後展開していく新たなMCU作品に関わってくるである同作は、アメコミ映画好きならぜひ押さえておきたい作品と言えるでしょう。

(大野なおと)

【画像】悲しみを抱えた、『ワンダヴィジョン』のヒロイン「ワンダ」(5枚)

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